見る前に跳べ映画『TENET テネット』感想文(ネタバレ注意)

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《推定睡眠時間:5分》

なんかいつの間にかノーランの新作はネタバレどころかあらすじすら話すの厳禁みたいな感じになってるのでバラしたところで面白さが減ることも増すこともないだろこんな映画とは思いますが思いはしますがそこは私も大人なので…! これから基本的に無神経な感じでネタバレも込みの感想垂れますから観る前に情報仕入れたくない! 知ったら死ぬ! だが死ぬ前に殺す! っていう人は私のためにも今すぐこのページのタブを消して映画館に直行しよう。はい警告しましたよ優しいですね。親身のふりして喧嘩を売ってくスタイルです。

いやぁ、エントロピーですよ。増大してますねエントロピー。これは困ったな! どうしようこのままエントロピー増大しちゃったら溶けてバターになっちゃう! っていうんでネゲントロピー入りのスプレーを死体の残留意識にプシューってやって精神生命活動を続けさせてあげるのが精神崩壊系SF作家フィリップ・K・ディックの代表作『ユービック』でしたね。とばっちり的にディックのネタバレまでかますこの無神経。すいません、すいません…。

最初そういう話かと思いました。というのもクリストファー・ノーランの諸作はかなり強めにディックとネタ被りを起しているからで…ディックにはまたエントロピーの法則が逆転して飯は食うものではなくお皿に吐くものとなり死者は朽ちるものではなく蘇り若返るものとなり人間は最終的に死ぬのではなく精子と卵子に分割されて無になるというカオスな設定(倒れ)の『逆まわりの世界』という小説もあるわけですが、まぁ、エントロピーの減少と聞けばそういうのが頭に浮かびます。『インセプション』の有名な駒ラストだって『ユービック』のラストと同じような感じでしたしね。

蓋を開けてみれば半分当たり半分外れで理屈はよくわからんがなんか面白そうな変ガジェットとか理屈はよくわからんがなんか面白いアクションシーンとか理屈しかわからないがエントロピーの逆行により最初は壮大なはずだったのに終盤になってめちゃくちゃショボイ私的な問題に収束していくストーリーとかそのあたりディック感満載。

しかしディックと違うのはノーランはカッコつけの名人なのでディックが書いたらギャグになるネタでもシリアスに見せてしまう点であった。やーよくこのネタでここまでちゃんとした映画らしく仕上げましたよね。それだけでも観る価値100ネンゲントロ点。映画自体はエントロピーの法則に逆らえずなかなか散漫な出来映えでしたが面白けりゃいいじゃない。逆行部隊と順行部隊の合同作戦とかなにやってるのか編集がアレし過ぎていてよくわかりませんでしたがなんかスゴイ感あってよかったですよ。

ディックの小説だったら絶対こんなカッコイイ見せ場には発展しないですからね。『逆まわりの世界』だってクライマックスのアクションはLSD爆弾で警備兵たちの時間感覚を引き伸ばしつつ自分はLSD解毒剤を飲んで通常の時間感覚を保つことで疑似的なクイックシルバー行動を可能にするっていういやならねぇよそれどんな理屈なんだよみたいなバカっぽいやつでしたからね。それはそれでスゴイな…!

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で、そういうのを見せるための映画なんだろうなぁって思いました。これもいつからそんなこと言われ出したのかよくわかんないんですけどノーラン映画は難解だみたいなこと言われたりするじゃないですか。俺思うんですけど難解っていうかこれ単に必要な描写が足りなかったり説明の仕方がまずかったりするだけで、パズルの絵柄が難しいんじゃなくて絵柄はシンプルだけどピースがそもそも足りてないっていうか、ノーラン脚本書くのが下手なんじゃないですかね。

ノーランが脚本も書いた映画ってそこは映像で説明すべきだろっていうことでも全部パパパーっとセリフで説明して良しとしちゃうからよくわかんなくなるんですけど、うまい脚本って大概そういうの象徴的な映像とか印象的な一言で直感的に客にわからせるじゃないですか。でもノーラン脚本ってそういう気の利いたところがない。基本的に大味で省略法とか使えなくて、どんでん返し的なオチとかびっくりアクションにどうストーリーを持って行くかで精一杯な感じがある。

だから見せ場はアイディアいっぱいで面白いんですけど繋ぎのドラマ部分は意味もなく長ぇなみたいな。意味ないことないんですよ本当はそこでドラマ盛り上げて見せ場のアクションとかで溜まった感情を爆発させるのが理想っていうか、まぁ基本的な娯楽映画の作りじゃないですか。ところがそれが盛り上がらない。例えばこの映画だと悪者の夫に粘着された妻っていうのが出てきて、それで妻は半ば子供を人質に取られているんで粘着夫から離れられないんですけど、だったらそこは母子のドラマをちゃんと入れないと妻の葛藤が伝わらないじゃんって思うんです。

でもノーランはそれを説明台詞でやっちゃう。子供のちょっとした表情とか仕草とかをいくつか挟むだけでもだいぶ印象は違うんじゃないかと思うんですけど、とにかくそういうことはしない。で、夫は超すごい世界的悪者設定なので超世界的にすごいんですけど、具体的にどう超世界的にすごいのか絵で描写しないので、誰? みたいな。この妻と夫のドラマが結局ストーリーの要になるんで、なんでそこもっと気合い入れないんだろうって不思議なんですが、こんな具合だから全然ドラマが盛り上がらなくて、スゴイ見せ場も含めて映画全体が平板な印象になる。

で、平板な印象になるってことは観客がどこに視点を置いたらいいかわからなくなるってことなので、このへんがノーラン映画が無駄に難解に見える所以っていうか、まぁ、だから、狙ってるのか普通に下手なのかわかりませんけど(普通に下手なんだと思いますが)、アクションとかすごいけど結局大した話じゃねぇなっていう…これわりとノーラン映画観てて毎回思うし今回もそこは変わらなかったですね。

ディックだっていつも大した話じゃないからねいやむしろディックの場合は逆に! 職がないとか金がないとか夫婦仲が悪いとか大したことのなさすぎる極めて私的な出発点から妄想が爆発して世界の方が狂っていくのだが…そう考えると『テネット』、ディック小説の構成を逆にした映画って風にも言えるかもしれないっすね。

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ストーリー整理のコーナー。大したことがないといってもかなり情報量は多めなので例の大事なことを説明台詞で済ますノーランの手癖もあって一回観ただけではわかりにくいストーリーになっているのは確かだ。脚本の上手い下手はともかく一回観た人はあれこれ確認するためにもう一回観たくなるかもしれないので商売は上手い、エントロピー逆行機で過去に戻った人は逆再生で動くので、さっき観たあの映像の背景に目を凝らせばもしかして逆行者が映り込んでいるのでは…という騙し絵的な仕掛けが見事である。

お金のある人は何度も観て海外の考察サイトなんかを参照しつつ正解に辿り着けばいいが、俺は何度も同じ映画を観るお金がないのであくまで俺自身のために備忘録的に色々メモして追加のお金を払うことなく勝手に納得するとしよう。

「エントロピー逆行装置とは?」
これは劇中でアルゴリズムと呼ばれる。なんでも物質の形を取ったソースコードのようなものらしいがいかにも適当な説明である。未来の人がその物質ソースコードをおそらく事故的に過去に送ってしまったので分散した物質コードがドラゴンボール化。悪者はこれを集めて完成・作動させることで世界全体にエントロピーの逆行現象を広げようとしているらしい。
分散した物質コードを含む未来の断片は磁力のような形でネゲントロピーを帯びている。詳しい過程は不明だがおそらくこの断片を素材として加工することで悪者たちはエントロピー逆行装置(小)を作った。ネゲントロピーは磁力のようなものなので、その装置の中に入ると人間もネゲントロピーを帯びて時間を逆行できる。しかしこの逆行がなんだかとてもいいかげんである。逆行タイムの中で身体に火がついて凍傷を起すみたいな場面があるが、そもそも火、つかないんじゃないだろうか。

「なんで未来の人はエントロピー逆行装置を作ったの?」
なんでも未来はとても暗いらしいです。環境破壊とか戦争とか。暗いのでじゃあ戻っちゃおうよみたいな感じでエントロピー逆行を考案。どうせ放っといてもエントロピー増大の結果ヒトという種はゼロになるので逆にエントロピー減少させてゼロになるのもいいじゃないの、という心理がよくわからんがこれも台詞でしか説明されないのでわかる方がおかしい。

「エントロピー逆行装置を使えば『逆まわりの世界』で死者が蘇ったみたいに傷の治癒とかできるんじゃないの?」
いや、俺もそれ超思ったよ! 俺もっていうか俺が書いてるわけですがそこ超思ったね! っていうか実際に怪我した妻を治療するためにエントロピー逆行装置(小)を使う場面もあるんですよ! それで悪者が世界逆行の野望を抱いたのはこの人が末期ガンで自暴自棄になったからなんですよ! じゃあ、エントロピー逆行装置の医療版みたいの作ってガン除去すればいいんじゃないの? 若返ったりもできそうだし最強じゃん! なんでお前はそれをしないんだ! せめて進言するやつぐらいいてもいいだろ! そういうところが雑なんだよノーランは!

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結局シナリオの不備なんですよそういうところは。末期ガンで偏執的になっちゃってそれ治りますよって言われても信じない悪者ってキャラならそれはそれで納得できます。そのために必要なことは側近みたいなやつに治療も可能なんでは…って言わせて悪者がそいつを撃ち殺すシーンを入れることです。「どの医者もそう言ったが、実現できた医者は一人もいない。私が全員始末したからだ」とかの台詞と一緒に。そしたらこの人は末期ガンで頭おかしくなってるんだ…やばい! ってなるでしょ。そういうキャラ作りがないんだもんなぁ。悪役の迫力のなさ、すごかったな。

ほんで悪役が迫力ないもんだから悪役に囚われた妻を主人公が助けようっていう展開にもあんま乗れないっていうか、いいよ別にそいつぐらい死んでもっていう気になる。妻のエリザベス・デビッキはスタイルが超絶なので、とくにこの映画では寸胴の主人公ジョン・デヴィッド・ワシントンとの対比もあってこの世の者とは思えない美人に見えるが、そんな美人を別に助けたい気にさせないシナリオと演出は娯楽映画としてどうなのか。逆にすごいがそこはすごくしないでよかったのではないだろうか…あぁこれはルッキズムですね! すいません! 綺麗じゃない人でも命は大事でした! いや、そういうことを言いたいんじゃなくてさ…。

ジョン・デヴィッド・ワシントンのヒーロー然としてないヒーローも狙ったものだろうとは思うが、じゃあオルタナティブなヒーロー像が確立できているかと言えば別にできてないのでわりと最後まで普通に寸胴筋肉の人、というのも…それでとくに困るわけでもないっていうか、脳内でエントロピーが増大したり減少したりを繰り返しているので同じことをまた書いてしまうが、すごい逆行アクション映像が観れたらそれでいい映画なわけだから主人公のキャラがサガミ激薄でも気にならない。なんとも不名誉な救われ方である。

そんな中でロバート・パティンソン演じる主人公の相棒は数少ない血の通ったキャラで、作戦行動中に死にそうになって劇的に焦るあたり大変よいし、彼が言う「知らないでよかっただろ?」みたいな台詞はその献身的な最期を踏まえればなかなか感動的であった。ほかのキャラとかドラマが全体的に書割なので埋もれてしまったがノーラン的にはこの台詞を映画の核に据えたつもりだったんだろう。

自分の確定的な未来を知ってしまうと真面目に生きる気力がなくなってしまう。どうせ死ぬなら何をしても無駄だし、どうせ金持ちになれないなら仕事を頑張っても無駄である。未来は知らないでいい。知らない方が他人や自分のために思い切った行動ができる。これが作品の中核を成すメッセージで、悪者も悪者の妻もそれから未来人も「自分の未来はこんな風にしかならない」の思考で自縄自縛になっているが、その呪縛をどう解いて思い切った行動を取るか、というのがストーリーの主題である。

主人公が秘密組織のアジトを訪れた時に言われる「〈なぜ〉するかは問題ではない。〈どう〉するかが問題なのだ」みたいな台詞であるとか悪者の妻がその結果どうなるかわからなくても悪者を殺して海に飛び込むシーンはそれを裏打ちするもので、こうした無知ゆえの英断や未来の可能性はノーラン映画に通底するものだが(『メメント』のような悲劇的な無知もある)、それをしっかりと担うのがロバート・パティンソンただ一人というのはねぇ。

でもスゴイ映像が観られたのでいいか。スゴイ映像あるからスゴイ映画だと思います。あと劇伴がメタル・パーカッションを前面に出したちょっとインダストリアル的なサウンドだったのですが、その音色がコナミのホラゲー『サイレントヒル』のたぶん繁華街とか病院あたりで敵と遭遇した時のサウンドの音色とそっくりだったのでよかったです。

2020/09/21 追記:
俺はデヴィッド・ボウイが洋楽ロック初恋の人という感じなのでボウイが不世出の天才発明家ニコラ・テスラを演じた『プレステージ』が結構好きなのですが、どうもノーラン映画の中では比較的地味であまり人気がないらしいこの映画が案外『テネット』に多くのアイディアを提供しているというか、なんなら『プレステージ』の発展系が『テネット』なんだぐらい言ってもいいんじゃないかとふと思った。

キーワードは奇術ですね。『プレステージ』はヴィクトリア朝のロンドンを舞台にした奇術師同士のバトルのお話だったわけですが、『テネット』に出てくる数々のガジェットってエントロピーがどうみたいな科学的な説明から発想されたものっていうより、奇術的な発想が先にあると思うんです。たとえば主人公が空港の保税倉庫で初めてエントロピー逆行装置(小)と遭遇する場面、最初は中に誰もいなかったはずの装置が一旦扉が閉まって再び開くと中に人が…とか。あるいは主人公が悪役と逆転会話をする検証窓の場面。窓の向こうにはこちらの部屋と同じ作りの部屋が広がっているのに、あら不思議なぜだか窓の向こうは時間が逆転…とか。どっちもマジック・ショーの一場面だとしても違和感がないですよね。

で『プレステージ』は奇術を超えた本物の「魔術」を追い求める人の話だったわけです。本物の魔術に見えたものの正体が実はというのがそのちょっと切ないオチですが、奇術といえば『ダークナイト』のジョーカーもギャングの集会に顔を出した時に殺人奇術を披露していたし、『バットマン ビギンズ』のヴィランであったスケアクロウは幻術でバットマンを翻弄するのでこれもやはり一種の奇術、『インソムニア』に出てくる霧の向こうの幻惑的な人影にも奇術の趣があり、こうして見ればクリストファー・ノーランの映画というのは実に奇術的意匠に溢れているのですが、その奇術的仕掛けが見せる幻を誰もが本物だと信じようとする、というのがノーランの描く人間ドラマの基本形のような気がします。『メメント』とか『インターステラー』とかね。

ほんで『テネット』に関してそこから二つ言えることがあるんじゃないかと思いました。ひとつは『インターステラー』のブラックホール云々とか『テネット』のエントロピー云々みたいなものはその奇術的意匠を本物らしく見せるための言わば奇術師の口上で、たぶんそれ以上の意味はないということ。思えばデヴィッド・ボウイというのもソウルに傾倒していた時期の自身の楽曲をあえて「プラスティック・ソウル」として提示したりする、まがいものとしての自分をどう本物らしく見せるかの仕掛けを含めてショウに昇華する(ダジャレです)希代の歌う奇術師だったわけで、『プレステージ』でノーランがあえてボウイをニコラ・テスラ役に起用したのもそうしたニセモノの本物らしさを画面に焼き付ける意図があったのではないかと考えられるわけです。

でもうひとつは『テネット』のラスト、相棒ロバート・パティンソンが主人公ジョン・デイヴィッド・ワシントンに「お前が組織を作って俺をスカウトしたんだ」とか言いますが、この映画というかノーラン映画に通底する思想が「無知の蛮勇」というべきものなら、このシーンはおかしい。なぜならそれを聞いた主人公が自分がこの物語の「黒幕」なんだと考えて未来に向けて行動するなら、無知の蛮勇ではなく運命への恭順になってしまうからです。

じゃあパティンソンのあの台詞が意味するものはなんだったんでしょう。たぶん、パティンソンはそれっぽい嘘をついて主人公を騙したんです。つまり、奇術! はいここで奇術モチーフです! いや~繋がったね! まんまと騙された主人公は(そしておそらく観客も)こうして自分を黒幕だと思い込みまだ見ぬ未来のために行動に出るわけです。ノーラン映画の登場人物たちは奇術的な幻を本物だと思い込みたがる。『メメント』の主人公や『ダークナイト』のデント検事はそのせいで破滅の道を進みますが、『インターステラー』の主人公や『テネット』の主人公は逆に幻を信じたことで道を開いた。

どっちに転ぶかは『インセプション』のラストの駒の如くわからないわけですが、それこそが奇術の醍醐味というもの。クリストファー・ノーランという映画監督は奇術ショウとして映画を作る希代のハッタリ師だったというわけですねぇ。いや~、イイ話。

【ママー!これ買ってー!】


ユービック


逆まわりの世界〔改訳版〕 (ハヤカワ文庫SF)


去年を待ちながら (創元推理文庫)

ぼくノーランさんはディックをパクってるんじゃないかなぁと思ってますがノーランさんのおかげでディックが脚光を浴びるのならそれはすばらしいことですからここぞとばかりにそれっぽいやつを宣伝します。イギリスのノーランさんありがとう。

8 Comments
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匿名さん
2020年9月20日 8:33 PM

勢いがあったんで見れたけどうーん…
ドラえもんでやれば良いのにと思いました(雑

さるこ
2020年9月25日 8:10 AM

こんにちは。
あの大きなアフロ頭の男の子が立派になった!長い体を二つに折って、子供にキスする女性の肢体に自分と同じ人間とは思えぬ!でも彼は彼女に恋したの?ってなんか曖昧だったな。
沢山のレビューが百花繚乱、久しぶりにそんな映画を見て今もまだ楽しんでます。
私は、ニール、彼に尽きます。泣けてくる。

通りすがり
2020年9月28日 5:44 PM

終始キャラが何やろうとしてるのかわからなかったし、終盤に至っては何が起こってるのかすら意味不明でした
面白かったのは黒人の取っ組み合いシーンだけ・・・
サウンドは確かに良かった。それなかったらガン寝してたなあ

よーく
2020年10月5日 1:49 AM

あぁそうか!俺も最後に「お前が黒幕なんだ」と明かされるシーンはおかしいだろ!知ってしまうと未来が変わるんじゃないのか!と思ったけど、それ自体が嘘なら矛盾しないですね。
そっかー、それをノーランの奇術性から導き出すのはおみそれしました。
そう思うとぶっちゃけ物語として途中はかなりグダグダだろと思ってたけどオチは結構綺麗だったんですね。胸のつかえが取れました。