【ネッフリ】『#REALITYHIGH/リアリティ・ハイ』を見る

#REALITYHIGH/リアリティ・ハイ

《視聴中断回数:4回》

安定のロマンチック・コメディ。高校生のSNSをモチーフに、その他はいつもの感じ。恋、友情、挫折、成長、将来の夢、ハピーエンド!
俺はロマコメが大好きだ。もし「ロマコメなんて女子供の見るものだ」なんてバカにする奴がいたらこう言い返してやる。
子供はロマコメ好きじゃないよ!

Netflixによるあらすじ。
ずっと好きだった男の子と親しくなり喜ぶオタク系女子高生のダニ。けど、その幸せも束の間。SNSで超有名人な彼の元カノを敵に回してしまい、大変なことに!

主人公のダニは真面目で地味な女の子。犬が大好きで、課外活動は動物保護施設でボランティアをしている。目下の心配事は進学のための奨学金を得られるかどうか。
ダニにはフレディという男友達がいる。ダニはフレディを親友だと思っているが、フレディはダニに恋している。ダニがフレディに異性としての関心がないのには理由がある。ダニもまた、恋しているからだ。ハンサムな水泳部のエース・キャメロンだ。ダニは小学生のときからずっと、キャメロンが好きだ。

ところがキャメロンには恋人がいる。お相手は学校いちの人気者、アレクサ。美人でお金持ちで、facebookのフォロワー数は900万人。その数字を権力にし、学校では校長先生をも黙らせることができる。
そして、ダニとアレクサの間には過去に因縁があった。ダニは小学校のとき、親友だと思っていたアレクサに罠にはめられSNSで笑いものにされたのだ。以来、ダニはSNSをやめ、日陰者として生きてきたのだ。

序盤はこういった人物相関と高校生活の描写がだらだら続く。ダニは普通の人だし、ダニとフレディの関係も、フレディがまったく魅力的でないことから発展せんだろうとわかるので緊張感なく、アレクサは嫌なやつだけど、平凡な嫌な奴だ。ゲームなら一面のボスくらいの感じ。ちょっと頑張れば倒せそう。

そのうち、ダニが大好きなキャメロンから食事に誘われる。テンション上がるダニだったが、住む世界が違うと誘いをすっぽかす。
そのときそばにいたのはフレディで、ダニを励ますのだけれどやっぱりここが発展するとは思えない。ていうかキャメロンがハンサムでスタイル良くて常識人で努力家で優しいので、俺はキャメロンとうまく行って欲しいと願っていた。他の作品ならつい身近で地味な良い奴を応援してしまうのがモテない男視点なのに、この映画ではちっともそうならないのだ。

でもきっとこれは監督とフレディ役の俳優の力だと思う。観客の感情をダニとキャメロンの応援に絞らせるための工夫だろう。なにしろフレディ役の俳優はとても良い芝居をするのだ。大げさになりすぎないコメディ演技をする。フレディのかなわぬ恋に対して同情させ過ぎず、かといって笑いものにし過ぎない絶妙なバランス。素晴らしい。

ここまで褒めたのだから、そろそろフレディ役の俳優の名前を調べてみよう。
Jake Borelli。Borelliをどう読むのかわからないが、ぱっとしない感じありますよね、Borelli。でも演技はええねんで。指輪物語に出てそうな顔やし。身長は168センチ。俺の昔の身長と同じ。
そんなこと言ったら168センチ以上の人はみんなそうやんけって思うかもしれんけど、そういうことじゃない。俺は30歳くらいまで168センチだったけど、そのあたりで背が伸びていま170センチになったのよ。だから身長168センチには思い入れがあるというわけ。

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ここでこの文章終わったらおもろいかなと思ったけど、誘惑振り切ってもう少し書こう。

その後、突然キャメロンとアレクサが別れる。ホント、突然。で、キャメロンはまたダニをパーティに誘い、今度はダニも行き、その後またデートして、ふたりは付き合いはじめる。
ふたりは付き合いはじめる。
えっ? もう終わり? と思って時間を見るとまだ40分しか経っていない。そういや元カノ、アレクサの攻撃もまだだった。
ちなみに元カノは英語でex-girlfriendといいます。

ここから荒れくさの出番(アレクサを何度変換しても最初に「荒れくさ」と出てくるので面倒だからそのままにしますけど、構いませんね?)。アレクサがいままでのことをダニに謝罪して、友達としてやり直すチャンスをちょうだいと言ってくる。ダニも承諾する。ここがちょうど映画の真ん中。

さあ、ここからダニと荒れくさの友情ルートなのか、それとも荒れくさの罠なのか。続きは見てのお楽しみ!

この映画の良いところは、アレクサ個人が嫌な奴だってところだ。アレクサの友人ぐるみでの集団イジメのようなことはない。みんながダニに辛くあたるときもあるが、それも一人ひとりが個人としての判断の結果でそうなったわけで、集団心理による不条理なものじゃないから、見ててダニを気の毒に感じても展開を不快には思わない。これもやはり監督の秀逸なバランス感覚がなせることに違いない。

SNSについてもそうで、最初あらすじ読んだときはてっきりSNSは怖いみたいな、注目集めるのが正義みたいな若者の価値観に苦言を呈する内容かと思ったけど、そんなことはなかった。ダニがSNSに復帰するのを良いこととして描いているし、終盤にダニが再びSNSをやめようとするのを敗北ルートにしている。SNSで窮地に追い込まれるが、SNSで挽回する。SNSの良い面も悪い面も描く。個人の選択でどのようにもなるのだ。

選択次第で人は正しく生き、幸せを得ることができる。また、もし道を間違って悲惨な結果になっても、真摯にあやまちを受け入れ自分を偽らずに正直に人と向き合えば挽回できる。
自分を見失わず、道を選んで生きることの大切さを教えてくれる良い映画でした。バランス型なのも好きなタイプだ。

でもこの作品ならではのなにかがないという欠点も大きいので、ロマコメというジャンルが好きで新しいロマコメを見たい人にしか向いてない映画かもしれない。
退屈はするけども、悪くない映画。悪くないからこそ、退屈な映画。

【ママー!これ買ってー!】


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レイチェル・マクアダムスが好きだ。レイチェル・マクアダムスが相手を見ているときは、本当に見ているように見える。いや、役者はみんな本当に見ているんだけど、レイチェル・マクアダムスの視線はなにか違う。それが故に好きだ。単に目の形のせいかもしれないが。

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