【ネッフリ】『チューズ・オア・ダイ:恐怖のサバイバルゲーム』感想文

《推定睡眠時間:50分》

Netflix限定配信のホラー映画は基本スカっていうのが俺の偏見としてあってなんというか、コンセプトもしくは雰囲気一点突破みたいな映画が多い。で本気で怖がらせようとか楽しませようとかあんまり考えてないように見えるのが多い。これはNetflixのホラーに限らず今のアメリカのホラー映画の全般的傾向としてあると思うがジャンルの外に出て社会問題にコミットしようとするようなものが少なくなくて…まぁそれも結構なことだがあくまでもホラー映画が観たくてホラー映画を観ている俺としてはどうなのかなそれは! っていうまぁそういう感じっすね、そういう感じなのでNetflix限定配信のホラーは本当面白くない。俺にとっては。

だからこれもまったく期待できずに観たわけですがそしたらどうでしょうあら面白いじゃあないですか! しっかり怖いところは怖いじゃあないですか! 怖いのが当たり前のホラー映画でちゃんと怖かったから感心するというのもどうかとは思うがそれぐらいNetflixホラーは…Netflixの愚痴はもういい!

でこれは何がいいって呪われたコンピューターゲーム(最近のやつじゃなくて80年代のテキストアドベンチャー)を見つけちゃった貧乏ティーンウーマンが二つの最悪な選択肢のどっちを選ぶかゲ~ム! ってのを無理矢理やらされて、その選択は現実になっちゃうから人死にとか出てうわ~最悪たすけて~制作者ぶっ殺す! ってなるんですけど、コンピューターゲーム題材だから映像表現音響表現が結構独特。昔のゲーム特有の気味悪さってあるじゃないですか。たとえば『ドラゴンクエスト』の冒険の書が消えた時の音とか。俺あれ今でも怖くて一人でやってる時にあれ聴くと本当ゾッとするんですよね、何がそんなに怖いのかよくわからないんですけど。

そういう怖さっていうのをこの映画はよく捉えてて、PC画面のチープな描画とか神経に障る効果音とかっていうのが悪い冗談のような死の描写と相まって生理的嫌悪感をかき立てる。厭なもんを見たな~って思う。ただそれが続くのは中盤までで終盤は…やっぱりNetflixホラーでしたねみたいな。どうしてNetflix限定配信のホラー映画ってこんなに脚本が弱いんですかねぇ。脚本が弱いくせにやたら社会問題にコミットしたがる。順番が逆だろうと思うんですがってほらもうやめようよ愚痴は俺この映画は面白かったよって褒めるつもりで感想書き始めたんだから!

でもまぁしょうがないね最後の方にかなりガッカリしたのは事実なのだし。なんかお子様向けの教育映画みたいになっちゃうんだよ。失笑。映像と音響のデザインが悪くないだけに勿体ないなぁと思った映画でしたねこれは。

【ママー!これ買ってー!】


『キラー・メイズ』 [DVD]

映像表現の面では少しだけ『キラー・メイズ』に近いものがあったかもしれない。

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