現代日本幽霊映画カタログ本『Jホラーの核心 女性、フェイク、呪いのビデオ』感想文
いろんな幽霊映画が載ってるのでカタログとしては楽しく読みましたけど、Jホラーの画期的論考というならもう少し研究の裾野を広げても良かったかもしれない。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
いろんな幽霊映画が載ってるのでカタログとしては楽しく読みましたけど、Jホラーの画期的論考というならもう少し研究の裾野を広げても良かったかもしれない。
日本サイバーパンク界の実は隠れた重要人物だった泉谷しげるがサイバーパンクのなんたるかをサイバーパンクが様式化した現代に問う魂の一作。にして、爆笑編。
浅草が持たざる人々の居場所だった最後の時代を当時浅草新劇場の映写技師兼いろいろ係だった人が記録した本。だいたい同じくらいの時期に浅草に観客として通っていた俺なので読んでいて懐かしい気分になった。
昔はちゃんとした本だと思っていたが再読したら完全に気が変わった。まぁ梶原一騎の漫画みたいなもんだよね。そういうものとして読むなら面白い本じゃないでしょうか。
読んで十数年ぶりに思い出す映画解説者・水野晴郎の顔。あー、なんか、金ローもこんなだったなー。
出版・販売したら書店に放火するという旨の脅迫メールまで届く事態にまで発展してしまった本だが、なんというか、そういう本ではないので、みんな落ち着いてください。
まぁ蓮實重彦入門書としてはいいんじゃないですか。映画本としてはあんまり面白い内容じゃないと思いますけど毒舌はわりと笑えて面白い、ポストモダン的な映画批評として新鮮に映る人もいるでしょうきっと。
『メアリーの総て』をこないだ観たので読んでみた。訳は色々出ておりますが怪奇な表紙がイカす新潮文庫版・芹澤恵さんの訳をチョイス。色々とおもしろかったです。
映画の公開が不慮の事故によって大幅に遅れたのでそれに合わせてなんと前巻から約2年半も間が空いた完結編。マイナス期待値だったが意外とおもしろかった。ネタバレたぶんなし。
文庫本で600ページ弱。長い本なので感想も長く重く9000字弱。あとあの映画版はダメな映画化だったとおもいます結論として。