善の存在しない戦場でどう悪を終わらせるか映画『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』感想文
いまどき『鬼滅』をまるで知らない人間が女の子が巻物食べるアニメかなと思って観てきた感想です。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
いまどき『鬼滅』をまるで知らない人間が女の子が巻物食べるアニメかなと思って観てきた感想です。
普通だな。普通だけど、上映尺が91分と短いので、暇つぶしに観るには悪くない映画かと思います。
最近のアメリカのホラー映画は無駄にイイ話とか知的な話にしようとするシケた出来のものが多すぎるが、これはみんなでワイワイと無邪気に残酷&恐怖を楽しめるイイやつだと思います!
アメコミ定食感がすごいが、その定食感から強く正しく世界一の超大国としてのアメリカを求めるアメリカ大衆の願望が透けて見えるようで、なんだかおもしろかった。
派手!うるさい!ストーリーがほとんどない!と三拍子揃った酷暑により脳が機能しない夏にはなかなかピッタリな映画かもしれません。
うむ、すごく小気味よい活劇であるこれは。B級活劇として近年の韓国映画の中でも屈指の佳作といえるんじゃないだろうか。
今度は世界観じゃなくシナリオの面白さで勝負だってんでどうしても前作より勢いは落ちるが、そのぶんシリーズを貫く哲学は明確になり、ラストには思わずグッと来てしまうのであった。
トムが走りトムが泳ぎトムが飛行機に掴まる、ただそれだけを楽しむある意味ひとつのどうぶつ生態観察映画だが、もしかするとハリウッド映画史に残るかもしれません(ただし誰も想像していなかったであろう理由で)
インド映画最新作かと思ったがなんか懐かしい!これはむしろ『RRR』とかより十年くらい前のニコ動とかで切り抜き画像がネタにされてた時代のインド映画のノリだろう…!
楽しいけどなんだか現在のマーベル映画の迷走っぷりを象徴するような作品、と、俺には見えた。