香港パッション全開映画『シャドウズ・エッジ』感想文
序盤は本土の規制当局が喜びそうな警察主体のコメディ調の安心安全クライム映画だが途中からはそんなもん知ったことかと大陸向けのリップサービスをかなぐり捨てて香港魂がバーストする!面白いしアツい!
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
序盤は本土の規制当局が喜びそうな警察主体のコメディ調の安心安全クライム映画だが途中からはそんなもん知ったことかと大陸向けのリップサービスをかなぐり捨てて香港魂がバーストする!面白いしアツい!
こんなものかという感じのハリウッド大作だがこんなものだからカップヌードルと同じでたまに食べたくなるみたいなの、ある。
武装警官100人殺して主人公がカッコよくてカーペンターみたいで石井隆みたいでとそんなにたくさんのみんなが娯楽映画で観たい要素(※この場合のみんなは私の脳内に生息する人々のことです)を盛っているのだから新橋系映画としては充分すぎる。
『暴走特急』フォロワー映画としてはちょっと工夫が足りなくて残念なところが多いが、凄惨なバイオレンスやスプラッター描写が本体と思えば、そういう映画として楽しめる。
シュワがジャングルで激戦を繰り広げてから幾歳月、ついにプレデターもヒーローに出世し『エイリアン:ロムルス』に始まるディズニーの新ユニバース「ユタニバース」を引っ張るまでになりました!ふーん!
こりゃ面白い巻き込まれ型サスペンス!こういうのが娯楽映画っつーもんで、暇があったらぜひとも深く考えずサクッと観に行くべし!
思ったよりちっちゃい映画だったけど良いSF映画でしたよ『トロン:アレス』。今のハリウッド映画的なものを求めるとガッカリするかもしれないけどね。
ものすごくおもしろい映画であることは間違いないけれどもちょっとズルい映画という気がしないでもなく、つるんと飲み込もうとしても喉に突っかかってしまう。
武田梨奈のアクション力(アクションぢから)でいろんな弱点をカバーした映画と思えば、まぁ上映時間76分とかだしそれなりに満足。それなりに満足という日本語はおかしいがそれなりに満足なんだ。
ネタバレはしませんが最後あーなってあーなった主人公がえーいめんどくさい、ならば敵だろうが味方だろうが全員俺が殺す! と吹っ切れてくれたら、まさしくタイトル通り『ボーイ・キルズ・ワールド』で面白かったのになぁ。