舐めてた相手が論破マニア映画『異端者の家』感想文

皮肉で救いのない展開は楽しいし、ハッピーエンドと見えつつ実は…と解釈の余地を残すラストも意地が悪くて好き。人が無抵抗のままどんどん嫌な状況に追い込まれていく映画というのはよいものです。

ジャンプマンガ的娯楽アニメ映画『ナタ 魔童の大暴れ』感想文

中国で大ヒットと聞けばなんとなくほほうどれどれ的に襟を正して観てしまうが、そういうものではなく誰でも気楽に楽しめるジャンプ的娯楽アニメという感じだった。

サメというより寄席映画『松島トモ子 サメ遊戯』感想文

河崎実のベテラン芸能人リスペクト&地方営業芸人寄席映画シリーズ最新作。今回はストーリーがいつもの河崎実映画よりも薄いから純粋にオタクパロディの数々とか芸人のネタを楽しむ感じだな。

新世代キラキラ映画『山田くんとLv999の恋をする』感想文

キラキラ映画の核心は押さえつつもジャンルの定型からの様々なズラしを試みた野心的で楽しい新世代キラキラ映画の傑作、と言い切ってしまいたい。

発想だけ面白い映画『スイート・イースト 不思議の国のリリアン』感想文

田舎暮らしの高校生にとって今のアメリカの都会風俗はファンタジーという発想は悪くないかもしれないが、発想だけでは映画って成立しないんだなぁということがよくわかる一本。

たぶんポン・ジュノ唯一の失敗作映画『ミッキー17』感想文

猿も木から落ちるというしポン・ジュノも映画作りに失敗することはある。教訓。今の迷走しまくるハリウッドで面白い映画なんか作るのは無理だから才能ある映画監督はハリウッドで仕事をしない方がいい。

そんなに顔だけじゃない映画『顔だけじゃ好きになりません』感想文

おそらく予算のなさが原因でいろいろダメなのだが、大抵のキラキラ映画は予算がないなりにがんばって面白くしようとしてるんだからこれももうちょっとだけがんばって欲しかった。