人生の苦味を噛み締める映画『二つの季節しかない村』感想文
貧村に派遣されたカスオッサン教師の愚行を通して人生の苦味を噛み締める、フキノトウのような映画であった。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
貧村に派遣されたカスオッサン教師の愚行を通して人生の苦味を噛み締める、フキノトウのような映画であった。
残酷な映画が観たいとか人肉シリーズは全部観たい! という人ならきっと観て損のない映画ではないでしょーか。
超絶技巧の長回しと鳥瞰的な大河ドラマの組み合わせがすばらしかった『春江水暖』のグー・シャオガンの新作はピカレスク転落ドラマ!テンション高くて面白かったです!
ゆるゆるシュールなフィリピン産のディザスターコメディ(?)だが、その根底には現実を直視せよの力強いメッセージがあった!かもしれない!
こういうせせこましい邦画の家族ドラマみたいなやつはあんま面白く感じないのでいつもなら観に行ったりしないのだが江口のりこが主演となれば話は別だ!
黒沢清の最新短編は初期の黒沢清映画に近い「奇妙な味」ホラー。こういう黒沢清映画が観たかったんだよな~感あった。
いや~世間はフェスで盛り上がってるみたいですね~! こんなに世間がフェスで盛り上がってるなら俺も飛び込み参加せずにはいられないぜ! え? なんのフェスかって? 決まってるだろ! 「ありがとうブルース! 不死身の男フェス」だよ!
とくに関係はないがまぁ夏休みってことで夏らしい感じの映画の感想二本立て。
ノリノリのゴア映画を期待するとあんまり面白くないんじゃないかと思われる映画だが、ベトナムの現状を露悪的に戯画化した社会風刺の映画であると念頭に置いて観るとたぶん面白いぞ!
アメリカ人の不倫願望を通して密やかに描かれるアメリカ映画批判!ある意味トッド・ヘインズ版の『マルホランド・ドライブ』みたいな映画でした!