真面目なのにへっぽこ映画『サターン・ボウリング』感想文

こういうへっぽこ感は嫌いじゃ無いどころか大好きではあるが、上映前メッセージまで付いて作り手は本気ですということを見せつけられているので、はははへっぽこですね~とボル映画のように笑うのも憚られ、なんとも…反応に困る映画なのであった。

都会のマンションはヘルハウス映画『層間騒音』感想文

なんか夏が終わっちゃったからとかもあるのかずいぶん小規模な劇場公開になってしまった。もったいない、これは団地やマンション暮らしを一度でもしたことがある人なら大抵肌で知っているあのイヤァな感じを増幅して追体験できる優れたホラーですよ!

カナディアン・サイコ映画『RED ROOMS レッドルームズ』感想文

いやーおぞましい!結局どんな恐怖描写も人間の想像力を超えることはできないのだから、なにも説明せずに観客の想像力に恐怖を委ねたこの映画は人によってはどんなホラー映画よりも怖い映画かもしれない。

ワールドよりもジュラパ映画『子鹿のゾンビ』感想文

いやこれ『ジュラシック・ワールド 復活の大地』よりもモンスターホラー映画として面白いし『ジュラシック・パーク』っぽさあるだろ!侮り難し童話魔改造ホラー!

悪魔はみんなの心の中に映画『サタンがおまえを待っている』感想文

ティーザーだとなんだかよくわからんがとにかく不気味だからホラーだろうと思わせておいて実はこの映画ドキュメンタリー、1980年代のアメリカに吹き荒れた「サタニック・パニック」がどのようなものだったか検証した作品であった。よい作品だとおもいます。

白石晃士オカルトユニバース最新作映画『近畿地方のある場所について』感想文

観客に怖いものを想像させる上品な受動型のホラーではなく、怖い声を出して怖い顔を出して怖い造型を出して観客を能動的に怖がらせるパワープレイの白石晃士ホラーだ!多少雑だが怖くて面白かった!