超リアル姥捨てSF映画『PLAN 75』感想文
現代日本の時代診断映画としては比類ない。おそろしくも滑稽で身につまされる、これはなかなか破格の映画だったと思う。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
現代日本の時代診断映画としては比類ない。おそろしくも滑稽で身につまされる、これはなかなか破格の映画だったと思う。
こういう社会派残酷寓話みたいなやつは今のヨーロッパ映画界にやたらウケるらしい。面白かったけど少しだけまたかぁとは思った。
パージ下のアメリカを俯瞰的に捉えた今回は風刺強めのプリ・アポカリプス映画!たぶんシリーズで一番完成度が高かったと思います!
妖しくて滑稽でエロくてグロいがその本質は案外切実な人間ドラマというわけでなかなか食えないオリジナルな映画であることは間違いない。
俺にとってはグッとくる場面多数だが人によっては変なキモイ人がキモめのことをダラダラとやってるだけの映画と映るかもしれない。切ない殺人鬼映画です。
本当にあった入管こわい話。だが本当にこわいのは入管ではなく日本という国だった!
面白いかどうかは知らんが内容的に観ておくべきドキュメンタリー映画かなという感じで観ているので俺にとってこれは鑑賞というよりお勉強。
清水崇の村シリーズ最終作は意外や本格派のJホラーで怪談話。そんなに怖くはないが素直におもしろかった。
荒削りだしゴアが見せ場って言ってもレイティングの関係かそこまで激しいゴアにはなってないんですけど後味爽やかな心霊ゴア映画でおもしろかったです。
夫が重荷とはよくある表現だがこの映画の場合は繋がれた死体なのでまさしく重荷、なんだか落語のような粋なB級映画だ。