UKロックはカントリーや映画『ワイルド・ローズ』感想文

すげぇイイ映画でした。こういうの弱いんだよ、UKミュージシャン(志望含む)の屈折と反骨と周囲の人間のささやかな共感みたいな。

作って遊ぼうオバマ映画『ルース・エドガー』感想文

オバマ前大統領も大変だったんだなみたいな変種のポリティカル・サスペンスです。傑作(オバマ前大統領は出てきません)

糞リアリズムに殺される映画『アボカドの固さ』感想文

このままではこの糞リアリズムがすごい2020上半期の受賞作品が決定してしまう。映画館および配給会社の方々にはなんとか頑張って他のすごい糞リアリズム映画を6月中に持ってきてもらいたい。

じゃない映画『レ・ミゼラブル』感想文

日常の中にぽつんと紛れ込んだ非日常が次第に秩序を狂わせ日常を崩壊へと導いていく。抽象的に言えばそういうお話なのでそれならそれで突き詰めてほしかった、いや突き詰めなくともそういうお話としてきちんと着地していれば…という思いがなまじハード警官ドラマ+社会派群像劇として面白いものだから、めっちゃあった。

世界は悲惨でいっぱい映画『ナイチンゲール』感想文

女性主人公の変形西部劇構造はコーエン兄弟の『トゥルー・グリット』、アボリジニの青年とのロードムービー的な側面は『WALKABOUT 美しき冒険旅行』、と言っている人がいてなるほどと思ったが、俺としてはそれに加えて「最初っから特別完全版の『地獄の黙示録』」と言いたい。

シリア内戦体験版映画『娘は戦場で生まれた』感想文

簡潔にではあるが発端から描いているのでシリア内戦入門編もしくは体験版としてよく出来ているんじゃないだろうか。シリア初心者の俺がそう言うんだからそれなりに説得力はあるはずだ。

スタア臨終映画『ジュディ 虹の彼方に』感想文

短い中にもショウビズ業界の裏表、ハリウッドの功罪、くるくる変わるスタアと観客の関係、そこにある一抹の救いを描き切って、ラストは慎ましくも荘厳にハリウッドに殺された大女優ジュディ・ガーランドを追悼。実にすばらしい『スタア臨終』映画でしたね。

感動した人は読むなよ感想『37セカンズ』(悪口注意)

障害者が主人公だからと過度に障害を前に出す必要もないと思うが、俺はね、障害者も健常者も変わらないよ! っていう強さ志向の「やさしさ」が、どうしても無神経で、個を押しつぶすものに見えて受け付けなかったんだよ。

普通に撮るからいいんだよ映画『淪落の人』感想文

演出とか脚本は平凡でもその平凡さがかえってよかったとも思った。ことさらに奇をてらわない方が刺さる題材ってあるじゃないですか。これそういうタイプの映画。アンソニー・ウォンは名演。

社会復帰促進映画『プリズン・サークル』感想文

島根の刑務所にカメラが入った…と聞けば中島貞夫×松方弘樹の『暴動島根刑務所』が否応なしにも頭に浮かんでしまうわけですが全然そんなんじゃなかったです。メンタルヘルス系の人間再生ドキュメントでした。