罪と記憶と掃除機と幽霊の映画『ユースフル・ゴースト』感想文
夢を見ているときのようにコロコロとジャンルや関心や展開を変えていくのが楽しい変な映画だが、終盤はなかなか重量級。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
夢を見ているときのようにコロコロとジャンルや関心や展開を変えていくのが楽しい変な映画だが、終盤はなかなか重量級。
一見すれば脱線ばかりでなんのこっちゃよくわからん映画ですが、実は『アバウト・シュミット』のようなあるある系の中年の危機映画の系譜作。おもしろかった。
なにがなんだかサッパリわからないが『フィルムインフェルノ』みたいで俺はかなり好きでした。
面白いけどこれは中華ファンタジー・バトルアクション・コメディのアニメであってトムジェリではなくない!?
評判が悪い理由はとてもよくわかるのだが、いやぁ、良かったですねぇ。しみじみしちゃう。
面白かったけど繊細でニューロティックな幽霊ホラーかと思ったらこれはオージー・ジャッロとでも言うべきジャンルで、厳密にはホラーとはちょっと違う映画であった。
映画というのはどこでどういうものとして観るかで結構印象が変わってくるあやふやなものである。この映画をイメージフォーラムでまばらな客の一人として観ていたらどうだっただろうか。
おもしろいとかおもしろくないとかとは別に、いやまぁおもしろいんですが、それ以上に偉いな、と思わされる映画だった。ひたすら世の中を皮肉っているので。
今のハリウッドは膨大な資金を投じてこんなどうしようもない映画しか撮れないのかと思うと笑うしかないが、50年後にはカルト映画として学生たちがパーティで酒飲んでハッパやってツッコミ入れて笑いながら観る映画へと成長しているのかもしれません。
オリジナル版に近い形に復元↓バージョンかと思いきやなんとオリジナル劇場公開版で使用された場面は一つも存在しない魔改造新作!いろいろおもしろかったです。