笑って超越豊田利晃まつり映画『次元を超える TRANSCENDING DIMENSIONS』感想文
豊田利晃映画のスターたちが大集合のユーモラスなお祭り映画。大麻でもや……あいや大麻は違法ですから大麻ではなく酒でも飲みながらぬる~っと観たらかなりイイ感じにトリップできると思われます。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
豊田利晃映画のスターたちが大集合のユーモラスなお祭り映画。大麻でもや……あいや大麻は違法ですから大麻ではなく酒でも飲みながらぬる~っと観たらかなりイイ感じにトリップできると思われます。
こういうへっぽこ感は嫌いじゃ無いどころか大好きではあるが、上映前メッセージまで付いて作り手は本気ですということを見せつけられているので、はははへっぽこですね~とボル映画のように笑うのも憚られ、なんとも…反応に困る映画なのであった。
何がおもしろいのかまったくわからないクリス・マルケル『サン・ソレイユ』の三倍録画劣化版みたいな映画だったかもしれませんが超絶快眠できたのでよかったです。
おおらかでのんびりでぐだぐだでゆるゆる、悲しいことはあっても深刻や孤独はほとんど存在しない、なんだかとても、俺のような根っからの都会人には響いてしまう映画であった。
まるでA24が作ったようなアート志向のスラッシャー映画だ!ま、こういうスラッシャー映画も世の中にはあるってことでいいんじゃないすかね。ただ殺人鬼のマスクはダサすぎ。
ウェス・アンダーソンとロイ・アンダーソンの映像世界をかなり露骨に彷彿とさせられる虚構コミカル群像劇。センスの良い洒落た映画でした。
雑多なアートとチャーミングな女優さんたちと超能力や宇宙人を含む人生の悲喜こもごも、あとそれから夏の海街のカラッと明るい風景を温泉気分でだらだら眺める140分間。幸せな時間でした。
なぜか作家性が強すぎがちの海ものアニメ映画最新作。相当クセが強いので決して巧い映画とは言えないが、きっと観る人みんなの記憶に残る映画には違いない。
またまた黒沢清フォロワーの作品だが映像表現や音響演出はかなりイイ感じなのでなんかコワイ映画とか尖った映画とかを観たい人にはオススメしたい。
薄っぺらくて滑稽で、独善的な失敗作。だからこの映画は面白いし、これこそが映画だぐらい言いたくなる。