善の存在しない戦場でどう悪を終わらせるか映画『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』感想文
いまどき『鬼滅』をまるで知らない人間が女の子が巻物食べるアニメかなと思って観てきた感想です。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
いまどき『鬼滅』をまるで知らない人間が女の子が巻物食べるアニメかなと思って観てきた感想です。
スタイリッシュで温かみがあって懐かしくてちょっとコワいダークファンタジー。こりゃええもんです。
予告編からはもう少しアクションアドベンチャーっぽいものを想像したがまぁそんなものを幸福映画に期待する方が悪いというのが定説なので文句は言えない。
たべっ子どうぶつに限らずギンビスのお菓子にも限らずメーカーの垣根を越えてあのお菓子キャラこのお菓子キャラが顔見せ程度だとしても映像化され一堂に会したのは快挙、さながら日本の駄菓子屋さん版『レディ・プレイヤー1』だ!
世界的大ヒットゲームの映画化なのにこんな客を選びそうなクセの強い映画にしてて偉いかもしれない。監督は『バス男』の人です。
中国で大ヒットと聞けばなんとなくほほうどれどれ的に襟を正して観てしまうが、そういうものではなく誰でも気楽に楽しめるジャンプ的娯楽アニメという感じだった。
田舎暮らしの高校生にとって今のアメリカの都会風俗はファンタジーという発想は悪くないかもしれないが、発想だけでは映画って成立しないんだなぁということがよくわかる一本。
途中までは夢の世界で良かったけどそこからがあんま夢がなく、ちょっと残念な映画だった。
ストーリーは魅力的だし映像もキレイでイイ。でもゲーム。そして何度かこういうのやったことがある。
俺には不満ばかりの映画だったが、そう感じるのならもう映画ドラえもんの新作からは離れるべきかもしれないな。いつの時代も子供たちのためにあるのが映画ドラえもんであろうから、俺みたいなオタクのオッサンのためじゃなくて。