ほぼラブレター書いてないだろ映画『人はなぜラブレターを書くのか』感想文
全部悪いとは言わないまでもデカい声で「ここは良かった!」って言えるところも無かった。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
全部悪いとは言わないまでもデカい声で「ここは良かった!」って言えるところも無かった。
ちょっとそれはどうなんですかと思うところは多々あるものの細かいことを気にしなければお祭り気分で楽しめる映画と思われ。
ノワールのムードを楽しむ映画と思えば、三途のプラットフォームの廃墟美術は美しいし、クロウの被虐っぷりにもグッと来る、なかなかよい映画だったんじゃないかとおもいます。
フィクションならではの無茶な突破力にやられてしまう、なんともパワフルでおそろしい、そしておもしろい映画であった。
ううむこれは密かな社会派、まぁ『アニーホール』的なちいさな悲喜劇として観ても面白いけれども、しかしそれに留まらない鋭い眼差しを感じる映画であった!
人々の意表を突いて感覚と思考力を麻痺させることを「没入体験」などと呼んで推奨するばかりの昨今の映画業界であるから、こういうオモチャの宝石のような映画は大事にしていきたいもんである。
キラキラ映画としても難病映画としても王道とても王道、そして案外大人の映画でもあったりします。
抱腹絶倒の子ども喜劇でありつつ舌鋒鋭い学生運動批評の映画でもあるというアクロバット!これは素晴らしい!監督の呉美保と脚本の高田亮に俺デミー賞10個贈呈!
なんだかすごい邦題をしているがこれはあくまでも邦題であって原題は『LOVE LIES BLEEDING』というそうな。
つねづね良いキラキラ映画とはモブが良い芝居をしている映画であると誰も聞いていないところで公言してはばからない俺であるがこの映画などその典型例でした。