2025年度俺デミー賞最優秀オリジナル脚本賞映画『金髪』感想文
昨今のシネコンにかかる日本映画は原作付きではないものを見つける方が難しいぐらい原作ありきなのにこの映画はシネコンにかかる予算規模の商業日本映画なのに監督・坂下雄一郎のオリジナル脚本でしかも社会風刺ネタの悲喜劇ときたもんだ。こんな映画が売れるわけがない! 面白いのに!
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
昨今のシネコンにかかる日本映画は原作付きではないものを見つける方が難しいぐらい原作ありきなのにこの映画はシネコンにかかる予算規模の商業日本映画なのに監督・坂下雄一郎のオリジナル脚本でしかも社会風刺ネタの悲喜劇ときたもんだ。こんな映画が売れるわけがない! 面白いのに!
抱腹絶倒の子ども喜劇でありつつ舌鋒鋭い学生運動批評の映画でもあるというアクロバット!これは素晴らしい!監督の呉美保と脚本の高田亮に俺デミー賞10個贈呈!
最近の韓国映画でつまらないものに当たること自体ほとんどないが、わけても政治ネタなんか韓国映画界の十八番である。当然面白いが、それはどうなのと思うのも他の韓国現代史映画と一緒。
なんかNetflixの海外ドラマとかでこういうのありそう的な教皇選挙版クローズド・サークル・ミステリーでした。
スポーツものノワールとして結構面白いけど、このストーリーをフェアに観るための目を日本の多くの人は持っていないので、どうにも後味の悪い感じになった。
きっとMCUは今後静かに衰退していくんだろう。MCU終わりの始まりを告げる一作を思えば、その哀愁は、独特の味わいと言えなくもないけれども。
い。見た目はなんかチャカチャカして面白いけど中を覗いてみるとなんもない。それがトランプだしトランプを描いたこの映画じゃないだろうか。
とにかくスクリーンでなんか景気の良い人殺しと悪党成敗が観たいというときにはよいかもしれない共和党アクションの新作。
『ブータン 山の教室』も良かったパオ・チョニン・ドルジの、またもや快作。ユーモラスにて痛烈なアメリカ批判映画であった。
これからこの映画を観る人がいたら血みどろスラッシャーじゃなくて風刺要素込みのフーダニットとしてお楽しみくださいって感じ。そういう目で観ればなかなか唸らされる映画なんじゃないすかね。