脳みそデトックス映画『至福のレストラン 三つ星トロワグロ』感想文
画面をぼーっと眺めているだけで楽しい巨匠ワイズマンのデトックス・ドキュメンタリー。もしかすると乳幼児向け番組に近いのかもしれない。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
画面をぼーっと眺めているだけで楽しい巨匠ワイズマンのデトックス・ドキュメンタリー。もしかすると乳幼児向け番組に近いのかもしれない。
ポップでキュートな見た目に反してなかなか薄ら寒いところのある時代批評的な映画だがそんなことよりズレたまま暴走するスージーちゃんがかわいい。
なんつーか、粋な映画だね。こういう粋なナチス関連の映画も昔は『独裁者』とか『生きるべきか死ぬべきか』とかあったが最近はもうほとんど消滅してしまった。気骨のある良い映画だと思います。
『悪魔のいけにえ』かと思わせておいてまさかの『バグダッド・カフェ』ミーツ『荒野の千鳥足』!たのしい田舎コメディだったと思います俺は!
アマプラとかによくある海外のC級以下のサメ映画なんかよりもよっぽど面白い!サメ映画というか昭和ガメラみたいな怪獣映画だが!
これだけ愛を感じる映画ならもはや面白いとかつまんないとかどうでもいいのでどうでもいいです。イイ映画だ。イイオタク映画だった。
ご長寿イギリス一人旅映画『君を想い、バスに乗る』のハリウッドリメイク版とかかと思ったら違ったらしいがそれにしては重なる要素がずいぶん多いので謎。
良いところがまるで無いような映画なのだが、妙に肩の力が抜けて楽しそうに撮ってる感じなのでなんとなく憎めない。
こんなフルムーン・ピクチャーズの映画みたいなのがシネコンで公開されるなんて!これはちょっと感動してしまったよ!
なんというエモさだ!『コマンドー』は開始1分で血圧が上がるが『異人たち』は開始1分でエモくなるということで、これはもしかするとエモ業界の『コマンドー』なのかもしれない…!