ノオミ・ラパスの方の『アンストッパブル』感想文

一度走り出したら止まらないノオミ・ラパスが主人公なのでおだやかな原題『ANGEL OF MINE』はトニー・スコットの遺作となった列車暴走パニック映画と同名のおだやかならざる邦題となってしまいました。

呑んだら死ぬ映画『屋根裏の殺人鬼 フリッツ・ホンカ』感想文

ホンカの家とか地獄底辺酒場のすばらしい汚美術、そこに集う面々の最高にきたならしいご尊顔、あまりにも欲望が直球かつチープなバカ妄想場面、酒飲みを狂気へ誘う酒瓶の音色。すべてがどうしようもなくて最高だった。

君の名前で僕は呼べない映画『影裏』感想文

岩手テレビ開局ウン十周年記念作品だそうですがこんな作家性の強い文芸映画が記念になると考えたのだとしたら岩手テレビは映画のことなんかなにもわかっていないか逆にめちゃくちゃ芸術に理解のある人々の集まりなんだろう。良い作品をありがとう岩手テレビ。

TPS的戦争映画『1917 命をかけた伝令』感想文

走ることはあらゆるアクションの基礎であるとか言ったり言わなかったりするが、人が走るだけでこんなに胸が躍ったのは久しぶりだし、カメラが切り取る世界をただ眺めているだけで感情が持って行かれてしまう戦争映画というのも久しぶり。傑作だと思うなこれは。

ニューニューシネマ映画『ザ・ピーナッツバター・ファルコン』感想文

ブルース、ゴスペル、ショットガン、湿地帯、盲目の黒人牧師、はみ出し者二人のロードムービー。超アメリカ。超アメリカン・ニューシネマ。

感動した人は読むなよ感想『37セカンズ』(悪口注意)

障害者が主人公だからと過度に障害を前に出す必要もないと思うが、俺はね、障害者も健常者も変わらないよ! っていう強さ志向の「やさしさ」が、どうしても無神経で、個を押しつぶすものに見えて受け付けなかったんだよ。

読んだら死ぬ『アントラム 史上最も呪われた映画』感想文

まぁ、ざわついていたね、上映後の場内。『スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け』ぐらい明かりが点いてからざわついていたね。これは事件ですよ。

でも飛ぶんだよ映画『スピリッツ・オブ・ジ・エア』感想文(途中からネタバレ注意)

ジャンクアートな美術も力強い色使いも素晴らしいしノイジーで繊細なサウンドトラックだって素晴らしい。あぁ、映画はこれでいいんだ。これが映画なんだ。なんでもないシーンでも泣いてしまうよ、こういう映画は。

わんわん恐怖映画『犬鳴村』感想文(途中から微ネタバレあり)

序盤は『食人族』で中盤『リング』で終盤『犬神の悪霊』と『ジャンク/死霊狩り』でコンテンツ盛りだくさん、ロケーションも幽霊表現も怖かったしお話も面白かったですけど、見方次第でだいぶ印象が変わるタイプの映画かもしれないすねぇ。

【だいたい網羅】奇才テリー・ギリアム闘争史!(その3)

映画界きっての武闘派監督テリー・ギリアム! 今日もどこかで人々の顰蹙を買っているギリアム監督の出身、宗教、トラブル歴などをまとめてみました! うるせぇくたばれトレブロ構文!(その3)