怪物の想像力を失った現代の雪女映画『氷血』感想文
わりと面白いホラーなのだが、その露悪的なまでのヒトコワには、怪物の創造という知恵であるとか豊かな想像力であるとかを失った現代人のある種の貧しさを感じてしまう。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
わりと面白いホラーなのだが、その露悪的なまでのヒトコワには、怪物の創造という知恵であるとか豊かな想像力であるとかを失った現代人のある種の貧しさを感じてしまう。
つまらないものとなんでもないものをあえて映画で観る。それほど豊かな時間もないのではないだろうか?
スマホで観るショートドラマとかだったらこの形式とこのお話面白いなって素直に思ったかもしれないんですけど、90分ぐらいのホラー映画として観るとなると……。
なんだかんだピクサー映画だし安定して面白かったけど、妙にこぢんまりまとまって大きなドラマとか冒険とかもないし、なんかその保守性にはこれでいいのかなぁピクサーの新作なのに、とか思ったりしないでもないのであった。
なんか題材負けしてる映画だと思った。桐野夏生系かと思いましたがそういうのじゃないです。
なにがなんだかサッパリわからないが『フィルムインフェルノ』みたいで俺はかなり好きでした。
いろいろとナニコレって思う映画ではあったんですが『24時間テレビ』のマラソンの集団版みたいなものなので俺以外の日本在住者全員にとっては思わずホロリと来てしまうイイ映画なのかもしれません。
よほどシリーズに思い入れのあるファンは違うのかもしれないがシリーズに思い入れがない俺には充分面白い映画だった。ケロロ小隊もその保護者たちもかわいいし。
こういう映画は考えるだけ無駄ですし考えれば考えるだけみなさんの負けなのでスクリーンに脳みそを吸われるが吉です。くだらない、本当にくだらない!
あんま怖くはないけど自分の老いを認めたくない老人が迫る死の運命に必死で抵抗する寓話としてちょっとしんみり。