情熱ゴア映画『テリファー 終わらない惨劇』感想文
出てくるゴア描写はどれも劇場公開用映画としてはおそらく過去最高クラスのハードゴア、そのノリのまま突っ走ってくれないのでこんなにゴアいのに普通に寝てしまったが、一見の価値があることは間違いない。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
出てくるゴア描写はどれも劇場公開用映画としてはおそらく過去最高クラスのハードゴア、そのノリのまま突っ走ってくれないのでこんなにゴアいのに普通に寝てしまったが、一見の価値があることは間違いない。
こういう映画、良いですよね。そりゃ面白くはないよ。面白くはないけどこうも本気だと、そして本気で滑っていると、心を打たれる。このような映画こそ俺は広く観られてほしいと本気で思う。
オマケアニメのトンデモ感も含めて楽しめたのは事実だし、なんだかんだ嫌いというわけではない『クリード』シリーズなのだが、まぁ、今後もシリーズを続けるつもりならちょっと考え直してほしくはあるよ。
いやぁ、これは力作ですよ。単に露悪的なだけで現実の厳しさにはぜんぜん達していない作家系のミニシアター向け邦画なんかより(これもミニシアター映画だが)よほどシビアに現実を捉えていると思う。
コントにしか見えないがこれはもうこういう映画として、イイ。きっと現代日本の悪をそのまま描こうとしたら間違ってもノワールになんかならずコントになってしまうのだろう。
素直にパパサイコー思い出サイコーというだけの映画であった。なにか棘のある言い方になってしまっているがしょうがないじゃないだって俺こういうの気持ち悪いんだもん。
総じてやる気の感じられない映画だが、まぁ90分だし。90分で恐竜と巨大隕石とアダム・ドライヴァー観られるんだもんね。それならまぁ悪い映画ではないよな!
別に下手な映画じゃないから出来はイイと思いますよ。だけどさ、これを映画館で観たいかっていったら別に観たくないんだよ。殺人ゴリラ人間の出てくる映画とかだったらどんなに愚作でも映画館で観たいんだよ!
認めたくはないが面白い。ぶっちゃけ清水崇とか中田秀夫が最近撮ってるバラエティホラーよりもよほどしっかりとJホラーしてる。これは困ったねぇ…。
軽快さと重厚さの塩梅がよく楽しめる(そしてちょっと感動できる)社会派風青春娯楽映画としてよく出来ているとは思うしチェ・ミンシクの芝居も見応えがあるが、なんだろうな、ちょっと期待が大きかったのかもしれない。