現代に蘇る昭和ガメライズム映画『温泉シャーク2 九州大決戦』感想文
笑いどころは前作よりも少ない気がするが、チャチながら映画を面白くするためのアイデアが満載な特撮映画というのはなんだか大事にしたいものだ。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
笑いどころは前作よりも少ない気がするが、チャチながら映画を面白くするためのアイデアが満載な特撮映画というのはなんだか大事にしたいものだ。
取り立て人の話だがやってることは要するにスパイアクションないしコマンドアクションである。モラルがなくて(俺は)最悪でした。
妙に間延びはするし、それにアクションシーンはフラッシュ演出で誤魔化しすぎているしで、残念ながら手放しで称賛できる映画ではなくなってしまったが、それでもB級恐竜の佳作だと思います!
「今度は戦争だ」ということで画面いっぱいに広がる米軍メカとアバター星の巨大生物たちの殺し合いは黙示録的スケール、さながら宗教画のようである。とにかくいろんなものが破壊されてたのしい。
序盤は本土の規制当局が喜びそうな警察主体のコメディ調の安心安全クライム映画だが途中からはそんなもん知ったことかと大陸向けのリップサービスをかなぐり捨てて香港魂がバーストする!面白いしアツい!
太平洋戦争の南方戦線ものだが日帝に留まらず現在までしっかり続いているように見える日本人の敗北認められない病みたいなものを突いている観もあり、アニメ・漫画のプロパガンダ利用にも切り込んだ力作と思う。
武装警官100人殺して主人公がカッコよくてカーペンターみたいで石井隆みたいでとそんなにたくさんのみんなが娯楽映画で観たい要素(※この場合のみんなは私の脳内に生息する人々のことです)を盛っているのだから新橋系映画としては充分すぎる。
みなさんはこんな言葉をご存じだろうか。華々しい失敗作、それが真のアートである。その言葉が正しいとすれば、この映画は堂々たるアート映画である。
これはおもしろい邦画サスペンスの佳作。でもだからこそ、あぁ、もったいない! リアリティに気を配れば傑作になったのになぁと思うところもあるわけですが。
だっはっは! いやもうまったくこんなもん大爆笑である! まるで漫☆画太郎まんがの実写版! バカでヒドくてサイコーだ!