悪魔の毒々歌舞伎町映画『バッド・ルーテナント:トウキョウ』感想文
もったいないなぁ。品性や人間性をドブに捨てた(あるいは捨てさせられた)クズ人間がそんな自分を変えたいと願う切なさは三池映画っぽいところだったのだし、もう少しこう、シナリオが上手くできていたら力作になったんじゃないだろうか。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
もったいないなぁ。品性や人間性をドブに捨てた(あるいは捨てさせられた)クズ人間がそんな自分を変えたいと願う切なさは三池映画っぽいところだったのだし、もう少しこう、シナリオが上手くできていたら力作になったんじゃないだろうか。
渋いのでかなり寝てしまったとはいえこういう映画が映画館でやることはやはりありがたい。客入りは厳しそうな気がなんとなくするのだが、関係各位頑張っていただきたいと思う。
劇画的なタッチはカッコイイし相模原障害者施設殺傷事件に対するアンサーとしても立派な良い映画。
今度のトニー・ジャーもやっぱり殺意と殺気が大爆発!実に教育的かつ怒り心頭のトニー・ジャー映画にして中国産香港カンフー・ノワール映画であった!
カンフー映画と見せかけて実態はネオ・ノワールだったわけだが、アクションがあまり盛り上がらないというのを除けばなかなか面白かったです。
ノワールのムードを楽しむ映画と思えば、三途のプラットフォームの廃墟美術は美しいし、クロウの被虐っぷりにもグッと来る、なかなかよい映画だったんじゃないかとおもいます。
面白いか面白くないかで言えば面白い犯罪映画には違いないのだが、起承転結の結の部分がやはり弱い映画だったのではないかなこれは。やっぱり最後は銃撃戦してほしい。
度を超した狂いに大いに戦慄させられ混乱させられ時には笑わされてそして哀れな人々の必死の抵抗っぷりにジーンとさせられてのソイ・チェンとジョニー・トーとヤウ・ナイホイと香港特盛の一本。超おもしろい。
武装警官100人殺して主人公がカッコよくてカーペンターみたいで石井隆みたいでとそんなにたくさんのみんなが娯楽映画で観たい要素(※この場合のみんなは私の脳内に生息する人々のことです)を盛っているのだから新橋系映画としては充分すぎる。
面白くはないがつまらないとは言えない、韓国ノワールの底力を感じる映画だったかもしれません。