俺たちの戦いは終わらない映画『ゴールデンカムイ』感想文
面白かったからいいんですけどもうなんかこういう一本で話が終わらないシネコン向け映画疲れたよ。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
面白かったからいいんですけどもうなんかこういう一本で話が終わらないシネコン向け映画疲れたよ。
こういう映画はいいものだ。実にいい。いや、映画っていうかコンドル拳っていうワードセンスの時点で既にイイのでそう書かれている映画サイトのあらすじを見た時点でもう負けてた。
今年もついに開幕してしまった「未体験ゾーンの映画たち」!第一週目は『オン・ザ・フロント・ライン 極限戦線』と『シミュラント 反乱者たち』の二本を観ました!
楽しませてくれてありがとう『エクスペンダブルズ』そしてスタローン。どうか安らかに…ってまだ死んでないよ誰も!
迫力はあっても緊張感がない映画。ヒロイックな反逆者以外の人間なんぞ死のうが生きようがどうでもいいわという独善とニヒリズムから生じるその空虚さは、とはいえそれはそれで奇妙な魅力を放ってもいるのだが。
この徹底的な暴力の虚しさを現在の戦乱の世においてスクリーンで観るというのは、たぶんとても有意義な体験になるのではないかと思う。
寝ても起きてもアクションアクションアクション、殺し殺し殺し、ナチ死ねナチ死ねナチ死ね。それで飽きないという人なら面白く観られることは間違いないと思われます。
うーむこれはなかなか、アツいアクション映画というだけでなく芯の太い体制批判精神の滲む、実にマジな感じの映画でしたね~。
ちゃんとしたSF映画を求める向きにはこんなチンケなB級映画と映るかも知れませんが、B級ジャンクフードは栄養はなくてもやっぱり美味い。SFの味付けが過剰でおいしかったです。
この圧倒的不毛。そうだそうだ、これこそがコリアン・ノワールだ!