愛国心はならず者の最後の拠りどころ映画『リモノフ』感想文
面白かったけどリモノフという二流のトリックスターに対するセレブレンニコフの複雑な思いの方が、この映画そのものよりも興味深いものかもしれんね。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
面白かったけどリモノフという二流のトリックスターに対するセレブレンニコフの複雑な思いの方が、この映画そのものよりも興味深いものかもしれんね。
学生運動の本質を意外な角度から突いたアメリカの病理抉り監督ポール・シュレイダーの秀作。なんでこれが劇場公開されなかったの!
フルチの『怒霊界エニグマ』と並ぶマニエリスム・カタツムリ映画だなこれは。好き。
映画としては結構しょうもない出来だが、ちょっとグッと来てしまうのもたしか。
単純に面白いし、三池の非行少年たちへの寄り添いっぷりにやっぱり泣けてしまうのよ。
これはあれだね『箱男』の映画化というよりは『箱男』を含む安部公房の様々な作品をミックスして1本の映画にした感じ。なかなか手強いが全ジャンル横断型の良い映画でした。
悪い意味でいろいろと考えさせられてしまう映画で、こんなんやってたら再審を支持する人のイメージが悪くなるだけだろアホかと思ったので、感想とは別に俺が和歌山毒カレー事件の再審を支持する理由とその理屈をオマケにつけた。
ノワール映画としては78点ぐらいだが環境問題テーマの映画としては-800点の映画でした。おもしろかったです。
主人公の爆裂9歳がクソかわいい痛快くそったれキッズムービー!こんなもんは笑いながら観ればいいのであって、シンと静まりかえった葬式みたいな映画館で観ていて俺はなんだか気味が悪かったですよ!
これはほぐれる映画だね。メンタルがほぐれて外の世界にパカーっと開く。みんなも観て開放されたらいいとおもいます。