メシ食うな映画『クラブゼロ』感想文
教訓。ご飯はしっかり食べ、社会問題は適度に受け止めつつスルーし、あんまり先生と呼ばれる人の言うことを真に受けすぎないようにしよう。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
教訓。ご飯はしっかり食べ、社会問題は適度に受け止めつつスルーし、あんまり先生と呼ばれる人の言うことを真に受けすぎないようにしよう。
『バタフライ・エフェクト』風味の『まんが道』の亜流みたいな漫画を創意なくそのまんま映像化した紙芝居みたいな映画だった。
病気ヒューマンドラマと考えれば悪くはないがエンドロールでニーナ・シモンを流せばなんか作品に風格が出る的な安直演出はいい加減にやめろ。
怖いか怖くないかでいったらそんなの怖いわけないですけど最低予算ホラーに怖さを求める人がいるとしたらそれはその人がダメですよ!そういうことじゃねぇからこれ!
良いところがまるで無いような映画なのだが、妙に肩の力が抜けて楽しそうに撮ってる感じなのでなんとなく憎めない。
もしも『ウルフ・オブ・ウォールストリート』の主人公がアイドルに憧れたら? みたいな映画で面白かったです。
主人公の爆裂9歳がクソかわいい痛快くそったれキッズムービー!こんなもんは笑いながら観ればいいのであって、シンと静まりかえった葬式みたいな映画館で観ていて俺はなんだか気味が悪かったですよ!
監督自らが身を以て示したという意味でなんとも貴重な、アニメイトとかとらのあなが主たる餌場なHENTAIオタクの諸兄諸姉必見のオタク教訓映画。おもしろかったです。
これはほぐれる映画だね。メンタルがほぐれて外の世界にパカーっと開く。みんなも観て開放されたらいいとおもいます。
わかりやすい台詞やドラマティックな演出に頼らず、様々な立場にある役者たちの芝居のニュアンスから「やらなかったことの後悔」を浮かび上がらせるこの映画、いやはや存外大人の恋愛映画であったよ!