恐怖!かたつむり人間!映画『かたつむりのメモワール』感想文
フルチの『怒霊界エニグマ』と並ぶマニエリスム・カタツムリ映画だなこれは。好き。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
フルチの『怒霊界エニグマ』と並ぶマニエリスム・カタツムリ映画だなこれは。好き。
桐島聡の伝記映画は既に『逃走』というのがあるが、これは上映館が少なく興味があっても観られなかった人も多いかもしれないので、桐島に興味があれば『桐島です』は観た方がよい映画です。
人が一人死んでみんなひたすら泣き通しのお通夜みたいな映画。俺向きの映画ではなかったです。
あるある満載でおもしろかった。単なる法廷劇には留まらない力作じゃあないだろうか。
少女の物語である以上に1980年代後半の日本という時空間のシミュレーションとして面白かった。
あまり刺激の強い面白い映画ばかり観るのも体に毒かもしれないから、たまにはこういう減塩映画もいい…のかなぁ?
とりあえずやってみること。自分の手足をとにかく動かし始めてみること。そういうことって自分の人生を充実させるためにはとても大事なことだよねと教えてくれる映画だったと思います。
たぶん韓国版オリジナルのはずの近所の親友の存在感ありネット配信で住所が特定されるネットの闇ありそしてもちろん良い歌いっぱいありでいろんなオモシロをちょっとずつ新しく盛り込んで娯楽性という意味では『タイヨウ』ユニバースでいちばんかもしれない。
フィクションとノンフィクションを行き来する、私的な白昼夢のような現代中国だいたい30年史。チャン・タオの凜とした佇まいも美しい見事な映像詩ではないかとおもう。
コロナ禍に入って堤幸彦が撮り始めた実験的密室劇の集大成。よく練られたクオリティの高い密室劇だとおもいます。