アジアのふしぎな子守歌映画『グランドツアー』(2024)感想文
何がおもしろいのかまったくわからないクリス・マルケル『サン・ソレイユ』の三倍録画劣化版みたいな映画だったかもしれませんが超絶快眠できたのでよかったです。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
何がおもしろいのかまったくわからないクリス・マルケル『サン・ソレイユ』の三倍録画劣化版みたいな映画だったかもしれませんが超絶快眠できたのでよかったです。
前作前々作に比してあらゆる面でスケールダウンしていると言わざるを得ない縮小再生産丸出しの『28〇後…』シリーズ第三弾!作らないでもよかったとおもう。
田舎暮らしの高校生にとって今のアメリカの都会風俗はファンタジーという発想は悪くないかもしれないが、発想だけでは映画って成立しないんだなぁということがよくわかる一本。
ストーリーは魅力的だし映像もキレイでイイ。でもゲーム。そして何度かこういうのやったことがある。
こんなに作り手の美意識のないシケた映像をディズニープリンセスものの新作としてお出ししていいんでしょうか…まぁ売れてはいるようだからいいのでしょうが…。
ぶっちゃけ実験性が強すぎてあんまり面白くはなかったが、とはいえここまで愚直に少しの迷いもなく「こういう画を撮りたい」を全編に渡ってやられてしまうと、それはもうグッと来てしまう。
シリーズ最終作なのにあんま濃いストーリーも大きな盛り上がりもないが、俺としてはこんな軽い娯楽映画は大歓迎なので思ったより楽しめてよかった。
ゾンビの出てこない『ゾンビ』みたいなやつ。面白そうだったが看板倒れ感あり。
悪くはないのだが、人間ドロドロホラーとかいうニッチジャンル待望の新作だけに期待しすぎてしまったかもしれない。
とくに関係はないがまぁ夏休みってことで夏らしい感じの映画の感想二本立て。