TPSゲームのデモ画面みたい映画『バレリーナ:The World of John Wick』感想文
そもそも『ジョン・ウィック』を面白いシリーズだと思ったことが過去一度もないので順当に面白くなかったです。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
そもそも『ジョン・ウィック』を面白いシリーズだと思ったことが過去一度もないので順当に面白くなかったです。
アメコミ定食感がすごいが、その定食感から強く正しく世界一の超大国としてのアメリカを求めるアメリカ大衆の願望が透けて見えるようで、なんだかおもしろかった。
薄っぺらくて滑稽で、独善的な失敗作。だからこの映画は面白いし、これこそが映画だぐらい言いたくなる。
トムが走りトムが泳ぎトムが飛行機に掴まる、ただそれだけを楽しむある意味ひとつのどうぶつ生態観察映画だが、もしかするとハリウッド映画史に残るかもしれません(ただし誰も想像していなかったであろう理由で)
楽しいけどなんだか現在のマーベル映画の迷走っぷりを象徴するような作品、と、俺には見えた。
途中までは夢の世界で良かったけどそこからがあんま夢がなく、ちょっと残念な映画だった。
きっとMCUは今後静かに衰退していくんだろう。MCU終わりの始まりを告げる一作を思えば、その哀愁は、独特の味わいと言えなくもないけれども。
この強制的に胸ぐらを掴まれてノセられてしまうところがきっとベルばらの不朽の名作たる所以なのだろう。今もう俺もわっしゃわしゃのドレス着たいですからね。
い。見た目はなんかチャカチャカして面白いけど中を覗いてみるとなんもない。それがトランプだしトランプを描いたこの映画じゃないだろうか。
SSU最終作かもしれない作品はアメコミ版『ゴッドファーザー』みたいな大人の香り漂う異色作。ほぼ寝たとはいえ面白かったです。