トムクル生前葬映画『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング 』感想文
トムが走りトムが泳ぎトムが飛行機に掴まる、ただそれだけを楽しむある意味ひとつのどうぶつ生態観察映画だが、もしかするとハリウッド映画史に残るかもしれません(ただし誰も想像していなかったであろう理由で)
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
トムが走りトムが泳ぎトムが飛行機に掴まる、ただそれだけを楽しむある意味ひとつのどうぶつ生態観察映画だが、もしかするとハリウッド映画史に残るかもしれません(ただし誰も想像していなかったであろう理由で)
あの『新幹線大爆破』のリブート作としてどうなのかとは思うが新幹線運転手ののんはかわいい。
まったく期待せずなんとなく観たら掘り出し物を見つけた気分になって嬉しくなる、これはそんな良きノワール小品。
年末年始に映画館で観るハリウッド娯楽作として今これ以上のものはないんじゃないかと思います!
これはあれだね『箱男』の映画化というよりは『箱男』を含む安部公房の様々な作品をミックスして1本の映画にした感じ。なかなか手強いが全ジャンル横断型の良い映画でした。
面白い映画だった。面白い映画だったけれども決してよくできた映画ではないし、『マッドマックス』が完全にハリウッド商品化したことがわかってしまってなんだか切ない。
主人公の爆裂9歳がクソかわいい痛快くそったれキッズムービー!こんなもんは笑いながら観ればいいのであって、シンと静まりかえった葬式みたいな映画館で観ていて俺はなんだか気味が悪かったですよ!
iPhoneの宣伝動画とはいえ「おっ」と思わせるところがかなりある出来だったので、これを長編映画でやってくれ、邦画のお金を出す人たちは三池崇史にこれを映画でやらせてくれ…! と思ってしまう。
多少長いのは困るとはいえ別につまらない映画ではないので楽しめるとは思うが、といって激賞するような映画でもない。やはり『サイレントヒル2』だね。『サイレントヒル2』の方がいいですよ。
良い意味でも悪い意味でも心に爪痕を一切残さないB級アクション映画ですが、老いたリーアム・ニーソンに負担をかけないよう細心の注意の払われた介護映画としての側面もあり、そのへんちょっと面白くなってしまう。