いや普通に幽霊こわいよ映画『見える子ちゃん』感想文
ホラー×コメディ×ミステリー×青春×ヒューマンドラマななかなかのジャンルミックス野心作。怖くて笑えて最後はちょっとホロリと、これもまた『ほん呪100』に続く中村義洋のJホラー快作だったんじゃないでしょーか。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
ホラー×コメディ×ミステリー×青春×ヒューマンドラマななかなかのジャンルミックス野心作。怖くて笑えて最後はちょっとホロリと、これもまた『ほん呪100』に続く中村義洋のJホラー快作だったんじゃないでしょーか。
たべっ子どうぶつに限らずギンビスのお菓子にも限らずメーカーの垣根を越えてあのお菓子キャラこのお菓子キャラが顔見せ程度だとしても映像化され一堂に会したのは快挙、さながら日本の駄菓子屋さん版『レディ・プレイヤー1』だ!
前作より大学編のこっちの方が違和感なく観れたし面白かった。
キラキラ映画の核心は押さえつつもジャンルの定型からの様々なズラしを試みた野心的で楽しい新世代キラキラ映画の傑作、と言い切ってしまいたい。
おそらく予算のなさが原因でいろいろダメなのだが、大抵のキラキラ映画は予算がないなりにがんばって面白くしようとしてるんだからこれももうちょっとだけがんばって欲しかった。
なんかバカっぽいやつだろう監督『翔んで埼玉』の人だしと思ったら映画だからなのか難病闘病展開になってあれなんか思ったよりスケールでけぇあとシリアス。
突飛な設定、迷いのない演技、明るい画面、コミカルな演出と胸キュン、加えて見事に構造化されたシナリオ。キラキラ映画の面白さが存分に詰まった映画なので、キラキラ映画を普段観ない人もぜひぜひどうぞ!
とにかくこの映画は多彩な実験的手法が大きな見所、一般的なキラキラ映画とは少し違った意味でなかなか楽しめた。
初期ガイ・リッチーを思わせるコミック的なテロップの使用や軽快なトーンが特徴的な一種のジュブナイルという感じで楽しいは楽しいが…みたいな。
ポップでキュートな見た目に反してなかなか薄ら寒いところのある時代批評的な映画だがそんなことよりズレたまま暴走するスージーちゃんがかわいい。