信ずる者は救われるし悪魔も撃退映画『死霊館 最後の儀式』感想文
こうも宗教色が強くなるとさすがに非クリスチャンにはしっくり来ない映画だと思われるが、まぁしかし映画としての出来はともかく、その宗教性に目を向ければ興味深い映画ではあった。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
こうも宗教色が強くなるとさすがに非クリスチャンにはしっくり来ない映画だと思われるが、まぁしかし映画としての出来はともかく、その宗教性に目を向ければ興味深い映画ではあった。
まるでイーロン・マスクの思い描く夢のよう。自分がヒーローになりたいという願望だけがあって、現実に困っている人々を助けたいという気持ちは持ち合わせていない人の発想だ。だからこそ箱庭ここに極まれりで面白いのだけれども。
まぁまぁ面白かった。似たジャンルの映画でいうと、『きさらぎ駅』よりは真面目な内容でお金もしっかりかけて作っているが、そのぶん『きさらぎ駅』ほどの瞬間最大風速は出てないみたいな、そういう感じじゃないすかねぇ。
呆れる内容ではあるが、本気のドキュメンタリー映画と単なる売り込みビデオを見分けるための教材としては、この映画も有用かもしれない。
そもそも『ジョン・ウィック』を面白いシリーズだと思ったことが過去一度もないので順当に面白くなかったです。
ティーザーだとなんだかよくわからんがとにかく不気味だからホラーだろうと思わせておいて実はこの映画ドキュメンタリー、1980年代のアメリカに吹き荒れた「サタニック・パニック」がどのようなものだったか検証した作品であった。よい作品だとおもいます。
つまんないヤツが外見だけカッコつけても魅力的になることがないのは人間も映画も同じです。みなさんそんな人間にならないようにしましょうという気分にさせてくれる映画です。
なんだかNetflixドラマの総集編みたいな映画だが、見所盛り沢山の娯楽大作ではあったと思います。
派手!うるさい!ストーリーがほとんどない!と三拍子揃った酷暑により脳が機能しない夏にはなかなかピッタリな映画かもしれません。
全体としてはB~C級の取るに足らない暇つぶしホラーでしかないかもしれないが、こういう何のタメにもならない暇つぶしホラーが映画館で観られるというのは実に幸せで贅沢なことです。