《推定睡眠時間:30分》
前作は一応観に行ったのだがほとんど寝ていたこともありなんかずっと家族ドラマやってて面白くなく、便乗作のはずの『ウィリーズ・ワンダーランド』の方がどうかしていて遙かに面白かったという印象しかない。それでも観に行ったのは例によって単に時間の合う映画がほかになかったというだけの理由でなのだが、ところがどっこいあれこれ面白いじゃないですか! 前作はちんたらちんたら家族の話をやっていたが脚本家が交代したためかこの続編ときたら開始約1分で早くも殺人ロボット登場、しかもその演出はしっかりホラーでコワイ感じだし子供も死ぬ。どうしたブラムハウス。お子様に配慮したみんなでほっこりご家族ホラーみたいなのばかり一時期乱発していたが(例:『ミーガン』、『ナイトスイム』)やはりそういうぬるホラーは客ウケが良くなかったのだろうか? ともかく今回はちゃんと殺人ロボットの人殺しっぷりが見られる!
……と思ったら結局すぐにまた家族ドラマに入ってしまったし、しかもその家族ドラマがどうやら前作から直結している上に原作ゲームのネタとかも入ってきてるらしいので俺には何の話だかサッパリわからない、いろいろ意見はあるだろうが個人的には映画は映画として原作を知らない人でも楽しめるように脚本を組んでほしいと思っているし続編だからと甘えずちゃんと前作を観てない人にもわかるように一本で一応完結するように作って欲しい。とかはまぁ思うわけだがでも前作に比べればそれでも後半は殺人ロボット大活躍、今回はロボットたちが町に出てアチラコチラで殺人を行う(※未遂多数)のだからまぁいいか。
暗い廃墟のピザ屋ではなく町に出てしまったので、いやそれどころか女の子と仲良く小学生はつめいコンテストに出て大賞をもらったりするくらい明るいところに出没しているので不気味さなんかあったものではないが、造型が怖いというのもあるし、案外パワフルでサム・ライミ風のアクション&ホラー演出でそこらへんは帳消しだ(車でのバトルなんか迫力満点)。殺人ロボットたちを操っているのは女の子の幽霊なのだがその見た目は目がピカァである。目がピカァな幽霊とか安直にもほどがあるがそいつがグワッとカメラに向かって走ってきたりするから思わずウワッとなってしまうという、なんかそういう感じの力でねじ伏せるホラーなのだこの映画は。
面白かったがただストーリーに関しては前作ありき原作ありきで実質的にこれがお初フナフの俺には本当にかなりわからなかったので、そこらへんはもうちょっとというか、てかそもそもこのシリーズの場合主役はあくまでもピザ屋に巣くう殺人ロボットたちなわけだから、前作とは別のキャラ出して新しいストーリーにして……とかだったらダメだったんすかね? エンディングまで行っても物語は完結していなかったので続編が作られるとすればそこでも主要キャラ(人間側)続投ということになるだろうが、ロボットはともかく人間側のキャラにそんなに需要あるの……? とか思うんですが。
まぁそこらへんは原作ゲームやってる人からすればまた違うのかな。原作のアイツが完全再現! とかそういう感じでファンサービスになっているのかもしれない。ポストクレジットシーンには思わせぶりに殺人ロボットが登場しておそらくコイツは原作ゲームで重要なポジションの殺人ロボットなのだろうと推測されるが……それも原作ゲームやってない勢の俺にはなんなのか全然わからなかったなぁ。良くも悪くも、原作ゲームファン向けのファンアイテムという感じか。個人的にはゲームの映画化といったら『モンスターハンター』とか『サイレントヒル』とかそういう原作ゲームをやってなくてもキッチリ理解できる一本の映画として(一応)完結しているやつが好きなのだけれども。
※一番好きな殺人ロボットは水路を徘徊してるタケコプターつけてるやつ。あいつが迫ってきたらかなり怖いと思う。
おお、あのニコラス・ケイジがお掃除の合間に殺人ロボットと死闘というかほぼ一方的にボコってるだけを繰り広げる清掃系ホラー(なんてジャンルがあるかどうかは不明ですが)にまさかの続編が!と思ったら、あれは「ウィリーズワンダーランド」でした。ごっちゃになります。