爽快スプラッター映画『KKKをぶっ飛ばせ!』感想文

《推定睡眠時間:0分》

あくまでも良い意味でなのだが書ける感想があまりない。だって二人の黒人が野原の廃屋でKKKを片っ端から殺しまくるだけなんだもん! だけってことはないねじゃあもうちょっと書きます。主人公は強盗のかどで服役していた黒人脱獄囚、二人の兄姉がそのお迎えにやってきて三人はとりあえずテネシーの廃農場に身を隠すことにします。その夜、なにやら悲痛な叫び声を聞いた主人公が声のする森の方へ行ってみるとあらびっくりKKKが10人くらい集まって黒人女性を殺そうとしているではないか!

助けに入る主人公だったが逆にKKKに囚われてしまい食われそうになる。このKKKは黒人を殺すだけでは飽き足らずその肉を食らい顔はレザーフェイスにして着用する悪魔のようなKKKだったのだ。まぁ人肉を食わなくてもかなり悪魔のような存在かもしれないがそれはさておいて、せっかく脱獄したのにこんな奴らに殺されたらたまったもんじゃねぇわってことで主人公とその姉は隠し持っていた銃を手に立ち上がる! かくして廃農場を舞台に2人の黒人と10人ぐらいのKKKの文字通り血で血を洗うバトルが始まるのであった! もうちょっと書いてみてもこれぐらいの内容だからやっぱ「だけ」でよかったかもしれない。

まぁでもその「だけ」が良い映画でしたからねこれは。なんというかすごい気の利かない映画でそこは普通もうちょっと捻ろうとするじゃんとかそこはもうちょっとタメを作ろうとするじゃんとかそこはどんでん返しみたいの入れたくならない? みたいな場面多数なわけですが気を利かせて勿体ぶったところで映画が面白くなるとは限らない、ただただ食人KKKをぶっ殺していくだけの方が面白いということもあるんだ!

限りなくシンプルな映画ですけれども雑には撮ってないですからねこれは! 主人公三人の人物造型もサスペンスムードの醸成も丁寧にやっているし血はドバドバ噴き出す! 肉体破壊系の映画を指して最近はスプラッター映画に加えてゴア映画の呼称も一般的になってきたがゴアがねっとりとした肉体破壊を描くのに対してスプラッターはその名の通り噴き出す血の量と勢いで勝負みたいなところがあり、どちらかといえばゴア映画よりもスプラッター映画の方が元気があって好きな俺としてはこのあっけらかんとした陽気な出血祭りは嬉しい限りだ!

血が噴き出すだけではなく抜き取った大腸を生きたまま食わせたり引っこ抜いた玉金を本人の前で握りつぶしたりなどの罪悪度高めな残酷描写も随所にあるわけだが病的な感じではなくこれがお前らの罪の重さだー! って感じで清々しいんだよな。そういうところも含めて「潔い」という言葉がピッタリな映画だったよ『KKKをぶっ飛ばせ』。この邦題にしてKKKをぶっ飛ばすだけの78分。うむ、上映時間も潔い!

【ママー!これ買ってー!】


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どちらかといえば『サランドラ』のリメイク版『ヒルズ・ハブ・アイズ』の方に似ている『KKKをぶっ飛ばせ』なのだが『ヒルズ・ハブ・アイズ』は既に過去10回ぐらいこの欄に貼っている気がするので今回はオリジナル版です。

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