映画『デッドプール』は適当な映画だったんで適当に感想書きます(ネタバレねぇよバーカ)

《推定睡眠時間:15分》

エログロバカの三拍子を刻みながら殺って殺ってヤってヤってふざけてふざけて客を挑発して…とマーベル映画なのでそんなわけもなくエログロバカといっても安心安全なエログロバカ、汚いセリフも人体損壊もあるがxvideosで無修正ポルノ見ながらタブ切り替えりゃyoutubeでテロ組織や麻薬カルテルの処刑動画にニコ生で犯罪自慢とそんなご時世にあってクソガキどもにはこれでも刺激が足りなすぎるぐらいだろう。
そんなことよりこれはキュートな映画でキュートなデップーちゃんなので胸がキュトキュトしてしまう。臓物と精液を浴びるんでなくkawaiiを浴びるのでしたとそんな感じの『デッドプール』感想です。
(ちなみに画像はデップーちゃんを差し置いてジーナ・カラーノ様です)

しかしそう言いつつ俺のハートと股間にビシビシ来てしまったのはライアン・レイノルズのデップーちゃんではなくその蓮っ葉な恋人モリーナ・バッカリン(名前までkawaii)でもなく擦れた超人女子高生ネガソニック・ティーネイジ・ウォーヘッドのブリアナ・ヒルデブランドと角刈り金属マン・コロッサスのX-MEN売れ残り組でもなくimdbに載ってた宣材写真がいかがわし過ぎるタクシー運転手のカラン・ソーニでもなく今回はストリップバーで鼻の下をのばすスタン・リーでもなく、でもなく…みんなとにかくkawaiiがkawaiiより俺はkowaiiなんである!
ウルトラ腕力を誇る悪の組織のナンバー2、エンジェル・ダスト役の島崎和歌子のkowaiiが素晴らしすぎて涙が出そうになる。似たよな作風で『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』(2013)には筋肉超人マザー・ロシアこと神取忍が出てくるがあんなポジションである。

あまりに素晴しかったので家に帰って速攻でネットにイン、筋肉ウーマンのエロ動画を探してしまったが出てくるのはスポーツブラの人たちがポーズを決めて筋肉を見せ付ける動画ばかり。絡みはともかく服も脱がんでなにがエロ動画か。俺は中学生じゃないんだぞ。
諸君、だが間違っていたのは俺の方だったのだ。いやなんなら諸君も間違っている。男性にとってのエロとくれば女性の裸、エロとくれば女性の媚態。間違いである。神取忍の筋肉ヌード写真集を笑う輩がいる。大いに間違いである。
しなやかさと強靭さを併せ持つ筋肉ウーマンが自信に満ちた挑発の眼差しを投げかけながらも何人足りとも寄せ付けんとその筋骨隆々たる肉体を誇示するとき、そこには確かにホーリーなエロスが宿るのだ。kawaiiにはないプリミティブな感動すら宿るのだ。むしろ裸も絡みもなくていい。
気付けば俺は泣いていた。決して手の触れることの叶わぬ、否、弱々しく穢れた手で触れるべきでない輝かんばかりの筋肉を厳粛な面持ちで眺めながら泣いていたのだ! 上からも下からも!

全然『デッドプール』と関係ないしそれ単なる性癖告白だしあと本当は『デッドプール』に出てくるのは島崎和歌子じゃなくて元総合格闘家のジーナ・カラーノだし『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』の方は神取忍じゃなくてオルガ・クルクリーナだが、戦闘の最中にいらん無駄口叩いたり「帰ったらオナニーしよ!」とか言うデップーちゃんなのでこんな感じにしょうもない映画だと適当にご理解ください。

あれだな肩肘張らんで観れてええっすねこういうの。デップーちゃん遊んでばっかり。敵陣に乗り込むのに『アドベンチャータイム』の腕時計なんか着けちゃって、銃器いっぱい詰め込んだキティちゃんのリュックなんて背負っちゃって。敵が来るの待ってる間に欄干に掛け掛け足ぶ~らぶらでお絵かきなんかしちゃって。あぁ愉快あぁkawaii。
あれか『スポンジ・ボブ』がアメリカとかメキシコの若手ギャングに大人気らしいがそんな感じか。デップーちゃんぐらい強くてX-MENからスカウトかかるぐらいになると別にカッコつける必要もないしな。どうせ不死身だし(切断した腕から生えてくるベイビーなお手手がまたkawaii)。

ほんでこれはkawaiiなデップーちゃんが好き勝手に殺しまくる不謹慎映画かと思たら意外と殺らない。観た人がラブストーリーだラブストーリーだ言ってんのでふざけてんのかと思ったが不謹慎映画じゃなくてむしろモリーナ・バッカリンとデップーちゃんの切な爽やか純愛映画なのだった。
末期ガンを宣告されて彼女を心配させたくないしやがて来る別れが辛いからと自分から姿を消すライアン・レイノルズ。期待半分自暴自棄半分でガンとか簡単に治せますよと謳う怪しい業者を尋ねたところ超人実験の具にされてまい散々拷問を受けた挙句不死身の身体になってしまう。
しかしガンが治ったはいいが全身ボロボロになってしまったんで彼女の下に戻るに戻れない。そんなわけでライアン・レイノルズは自作のヒーロースーツでその身を隠し、不死身のヒーロー・デッドプールとして彼女の思い出を忘れるためか終始ふざけながら業者への復讐を開始するんであった。
「そこのねーちゃん、彼氏にスーパーヒーロー映画だよって聞かされて観にきたら殺しまくりでドン引きっしょ?」とかのたまうデップーちゃんですがこんな感じなんで言に反してカップルで楽しく観れる映画に違いない。

あれだな、小ネタいっぱいギャグいっぱいkawaiiいっぱいで愉快なキャラもいっぱい。「緑のスーツは着せないで!」「予算がないから他の売れてるX-MENは出せなかったの?」「ワムじゃないワム!」とサービス精神&フレンド精神の塊デップーちゃん。ふざけすぎてバトルの爽快感とかそんな無いが楽しいからなんでもいいよ。メデタシメデタシで終わって気分晴れやか。
っていうか美しい美しいジーナ・カラーノ様が見れますからもう他のことはどうでもいいです。帰れデップーもっとジーナ・カラーノ様見せろ!

(文・さわだきんたま)

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そうですかジーナ・カラーノ様のお姿を存分に拝見できるのですか。艶姿も肉体美女闘美もあるのですか。すいません知りませんでした罰として殴ってください。

↓その他のヤツ

PHYSIQUE―神取忍写真集

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