【だいたい網羅】奇才テリー・ギリアム闘争史!(その3)

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第一回→【だいたい網羅】奇才テリー・ギリアム闘争史!(その1)
第二回→【だいたい網羅】奇才テリー・ギリアム闘争史!(その2)

『未来世紀ブラジル』の配給会社の重役向け試写に行って映写室の窓から重役連中の首筋を見ていたら全員が映画を気に入ってないことが首筋の色とか動きで直感的にわかってしまって試写後に笑顔で良い映画だったと口々に語る重役連中の言葉を少しも信じなかった武闘派映画監督テリー・ギリアム!

いや、被害妄想じゃないそれ!? 確かに感想は社交辞令かもしれないけど首筋で感情わかる!? 気になりますよね! 今日もどこかで人々の顰蹙を買っているギリアム監督の出身、学歴、宗教、陰湿な悪口、粘性のトラブル、偏執的かつ分裂的な性格などをまとめてみました! 未来世紀トレブロ構文!

ブラジルの戦い

『モンティ・パイソン/人生狂騒曲』制作時にはすでにギリアム先生の心はパイソンズから離れていた。せっかく映画で集まったんだからと一時はツアーも企画したパイソンズだったが、ギリアム先生は最初からこれを断固拒否。結果的にポシャってしまったとはいえ、ギリアム先生がもし乗り気だったらあるいはパイソンズのその後もずいぶんと違ったものになっていたかもしれない。映画を撮る。とにかく、そのためにはあらゆるものを踏みつけて犠牲にすることも厭わないギリアム先生であった。芸術家として心から尊敬するがどんな末端仕事だとしても絶対に一緒に仕事はしたくない。

さてこの時にギリアム先生が次回作として構想していた映画こそギリアム先生の代表作となる奇想SF巨編『未来世紀ブラジル』であり、一大ハリウッド・スキャンダルにまで発展したその制作トラブルは今日まで続くギリアム先生の武闘派映画監督イメージを決定づけることとなった。仇敵リドリー・スコットとの風車に挑むドン・キホーテの如し一方的な戦いもここから始まる、ギリアム先生のターニング・ポイントであった。

VS.トム・ストッパード

「バトル・オブ・ブラジル」は映画撮影後に巻き起こったギリアム先生と北米配給権を握ったユニバーサル(の親会社MCA)社長シド・シャインバーグのファイナル・カットを巡る戦いを指すが、ギリアム先生の映画らしく『未来世紀ブラジル』は撮影中も撮影前もいざこざと無縁というわけではない。
遡れば『ジャバーウォッキー』の頃から『未来世紀ブラジル』の構想が頭にあったギリアム先生だったが、それは奇っ怪なイメージの数珠つなぎで、完成版も決してわかりやすく筋の通った物語とは言えないが当初はその筋さえない。当初どころか制作が決まってからもギリアム先生はシナリオに一貫性を与えることができなかった。

そこで呼ばれたのが当時既に高名な劇作家だったトム・ストッパード。ギリアム先生の支離滅裂なイメージの数々を官僚機構対個人という枠組みにはめ込み、完全な形で撮影されることはなかったがテロリスト(?)の名前がハエ起因のタイプミスで間違えられる皮肉の効いたオープニングも作り出した(シナリオではこのハエは森林伐採で棲み家の熱帯雨林を追われて官僚部屋に辿り着いて、官僚が書類を作成しているタイプ用紙は伐採された木を原材料としたもの、ハエを叩き落とすために握ったのは熱帯雨林保護のパンフレット、ということになっている。それ観たかった)

だが、単独で書いた脚本をギリアム先生にチェックしてもらってはダメ出しを考慮してまた単独で書き直すストッパードの仕事のやり方は、編集にあたっても編集者にひっついて一コマ一コマ自分でチェックしないと気が済まない(済まなかった)ギリアム先生とはまったく合わなかった。「置いてけぼりにされたような気になってきた」(『バトル・オブ・ブラジル』)と子供のようなことをのたまうギリアム先生はストッパードとの仕事に限界を感じ、最終稿の脱稿後に友人のチャールズ・マッケオンを勝手に共同脚本に引き入れてしまう。

執筆六ヶ月、ギリアム先生のために四バージョンの『未来世紀ブラジル』を書き上げたストッパードは自分の最終稿をギリアム先生とマッケオンが手直ししていると知ってギリアム先生に抗議の手紙を送ったが、なにも最初からマッケオンと書こうとしたわけじゃなくて相談相手になってもらっているうちに一緒に書くことになって…と、悪びれないギリアム先生であった。

VS.キム・グライスト

当初のシナリオではキム・グライスト演じる〈夢の女〉ジルの役割はもっと大きかったとギリアム先生は語る。ジョナサン・プライス演じる主人公サムとジルの物語上の役割は半々で、サムとジルは共に巨大な官僚機構と戦うことになっていた。それが完成版ではほぼほぼサムの〈夢の女〉でしかなくなってしまったのはギリアム先生曰くグライストが役に乗れなかったからである。

グライストにプライスと対等の重責を担わせるわけにはいかない。ギリアム先生はグライストの出番を撮影中にシナリオから切っていった。ギリアム先生は語っていないがそんな仕打ちをされたら役者の側はたまったものじゃないからたぶん明らかに悪影響はあっただろう。プライスとグライスのベッドシーンの撮影時、素肌の透ける薄衣装にナーバスになったグライスはなかなかギリアムの指示通りに動けず、端役にも関わらず十数回ものリテイクを要求したロバート・デ・ニーロに倣って何度もシーンをやり直そうとした。

ギリアム先生が伝家の宝刀を抜いた。デ・ニーロは実績を上げているが君はまだ上げていない。それならもう勝手にやってくれ、撮り終わったら知らせてくれよ。俺は降りる! 捨て台詞を吐いていつものように現場から立ち去るギリアム先生だったが、有名女優もたくさんカメラテストに来たのにあえて自分から新進女優のグライストを選んでおいてそれはないだろと思うし、役者を役に乗せるのが映画監督の仕事だろと思う。

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VS.ロバート・デ・ニーロ

武闘派で鳴らすギリアム先生も根は小心者なのでゲリラ配管工タトルを演じたデ・ニーロに扱いにくさを感じつつも現場ではグライストのように対立することはなく、だいぶ経ってから「本当に一生懸命仕事に打ち込むんだけど、おかげで周囲の人間は全員、頭がおかしくなっちゃうんだ」「(スタッフが)みんな殺してやりたいと思っていた」「道具選びに何ヶ月もかけたのに、ある日ボビー(=デ・ニーロ)はそれを扱うことができなくなって、結局僕が三つ選び」(いずれも『映画作家が自身を語る テリー・ギリアム』)などと慎重に言葉を選びながらディスっている。主語を「俺」じゃなくて「みんな」に置いているあたり、武闘派監督でありつつ陰湿かつ姑息なギリアム先生節が炸裂している。

VS.シド・シャインバーグ

既に何人も敵に回し、予算内で収まったとはいえ六ヶ月も長引いた撮影中には一週間に渡る心因性の全身麻痺とも戦ったギリアム先生だったが、本当の戦いはここから始まる。
事の発端はギリアム先生がユニバーサルとの契約書に記載された完成フィルムの最長上映時間を堂々17分もオーバーした(『モンティ・パイソン/人生狂騒曲』の経験が生きている)142分のバージョンを重役試写に持って行ったことだった。これはヨーロッパ配給権を獲得した20世紀フォックスに持って行ったバージョンと同じもので、フォックスとの契約でもやっぱり最長上映時間は125分だったので大幅にオーバーしていたが、幸か不幸かそちらはお咎めなしでそのまま公開の運びとなったためにギリアム先生は図に乗ってしまったのだ。

試写を観たユニバーサル=MCA社長シャインバーグはギリアムとの共同作業を提案する。共同作業とは! 監督とシャインバーグがなかよく映画を切ったり貼ったりしてみんなに好かれる映画にすることである。『ブラジル』以前にシャインバーグは『レジェンド/光と闇の伝説』でリドリー・スコットと共同作業をしていた。結果、北米公開版では音楽がジェリー・ゴールドスミスからタンジェリン・ドリームに差し替えられ、元々は120分以上あった上映時間は89分にまで切り詰められた。それで映画が良くなったかどうかの判断は差し控えるが、ともかく、こうした経験からシャインバーグは共同作業のお仕事に目覚めてしまったらしい。

ギリアム版『ブラジル』の試写に足を運んだシャインバーグはそこにダイアモンドの原石を見た。エンディングは暗いしストーリーはわけがわからないし上映時間は長すぎる。でも共同作業次第では登場人物もお客さんも自分たちもみんなハッピーになるかもしれない…。重役のひとりが口を開く。上映時間がこんなに長いと一日の上映回数が減っちゃうから…。ギリアム先生が吠える。だったら15分の映画にして一日100回上映したらいいじゃないか。最初に契約を破ったのはお前だろ。

こうして、盗人猛々しいギリアム先生とシャインバーグは業を煮やしたギリアム先生の俺の映画を手直ししたらフィルムのネガを焼いてユニバーサルの本社ビルにも火を点けてやる発言によって戦争状態に入る。とはいえ啖呵を切るときはドラゴンの火のように口から罵声が出てくるが後からなんでそんなことを言ったんだろうと落ち込んだりする武闘派監督ギリアム先生なので戦争準備などできていない。既に火は放たれていたがまだ完成フィルムのユニバーサルへの引き渡しが済んでいないことから契約上の450万ドルを受け取れていなかった『ブラジル』プロデューサーのアーノン・ミルチャンはシャインバーグとの講和の道を探って捕捉契約書をギリアム先生に差し出す。

その内容はといえば五週間以内に最長上映時間132分のバージョンをギリアム先生が作るというもので、上映時間が多少延びた代償に編集費用はミルチャンら製作側持ち、ギリアム先生はファイナル・カット権を失うので新バージョンを持って行ったところで採用されるかはわからない…と露骨にシャインバーグの罠だったが、予想外の展開にパニックになっていたのかミルチャンを怒らせることを恐れたのか、ギリアム先生はこの捕捉契約を飲んでしまう。案の定、身を切る思いでギリアム先生が右腕編集者ジュリアン・ドイルに切らせた短縮版『ブラジル』はシャインバーグのダメ出しを食らい、判明している限りでは『ブラジル』製作中二度目の「俺はもう降りる!」がギリアム先生の口から飛び出すこととなったが、降りるわけもなくギリアム先生は攻勢に転じる。

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まずはフィルム攻撃だ。切られたフィルムの恨みを知れ! 独自に二人の編集者を雇い短縮ハッピーエンド版の『ブラジル』を作り上げようとしていたシャインバーグは編集用のフィルムを送ってよこすようギリアム先生に要請するが、ギリアム先生はこれに全力で応えて撮影に使ったあらゆるフィルム(OKテイクが写ってるとは言ってない)を、それぞれにあえて中身と違う嘘ラベルを付けて送りつけたのだった。

次はメディア攻撃だ。その口火を切ったのはギリアム先生に感化されたのかこの頃にはすっかり反シャインバーグの姿勢を取るようになっていたミルチャンで、ロサンゼルス・タイムズの取材に対しギリアム先生VSシャインバーグのバトルを暴露してしまう。当時のユニバーサルは新作『マスク』に(使用料の高額な)ブルース・スプリングスティーンの楽曲をサウンドトラックに入れるよう求める監督ピーター・ボグダノヴィッチとの確執が既に知られており、バトル・オブ・ブラジルもその流れを受けて芸術を追求する映画監督と商業主義の権現的な映画会社の戦いとして好意的に受け止められることになる。ギリアム先生とミルチャンはヴァラエティ誌に一面広告を打った。

親愛なるシド・シャインバーグ様。私の映画『未来世紀ブラジル』をいつ公開して下さるのですか? テリー・ギリアム
『バトル・オブ・ブラジル』

メディアを味方につけたら今度はゲリラ上映攻撃だ。粘着質のギリアム先生は『空飛ぶモンティ・パイソン』の編集を巡ってマイケル・ペイリンと共にABC放送と法廷闘争を繰り広げた時のことを覚えていたんだろう。その裁判では裁判官と陪審員の前でオリジナルのBBCバージョンとABCによる短縮改変版が参考資料として流されたが、先に流されたのがオリジナル版とあって、その後に流された短縮改変版に対する法廷の反応は芳しいものではなかった。先に流したバージョンが勝つ! おそらくギリアム先生は学んだはずである。

ギリアム先生は自身の手による再編集版『ブラジル』のアメリカ国内でのゲリラ上映を敢行する。ニューヨークでのPR会社向けの上映、大学での「教材」上映、LA批評家協会に持ち込んでの試写、『激突!』や『ジョーズ』で仕事を共にしたシャインバーグの盟友スティーブン・スピルバーグの居城アンブリンでのスピルバーグとギリアム先生ふたりだけのプライベート試写。PR会社向けの上映と映画評論家アーサー・ナイトの後援を得ての南カルフォルニア大での上映はユニバーサルに知れ渡って契約違反を理由に中止に追い込まれてしまったが、ここまでくればもうシャインバーグに勝ち目はなかった。

LA批評家協会がその時点で劇場未公開だったにも関わらず『ブラジル』に作品賞・監督賞・脚本賞の三冠を与えたことでお墨付きを得たギリアム先生の再編集版『ブラジル』は無事アメリカで公開された。それが芸術の勝利かどうかはわからないが、ギリアム先生を敵に回すと大変なことになるというのはよくわかる。

VS.スティーブン・スピルバーグ

なんとなく意外に思えるがギリアム先生はスピルバーグやルーカスの年上同世代の映画監督である(リドリー・スコットは3歳年上)。その作風に反して自分の映画は色んな人が気に入るに違いないと思っているギリアム先生は同世代の大成功者であるスピルバーグやルーカスへの嫉妬を隠さない。『突撃』で映画に目覚めたキューブリック主義者のギリアム先生は『2001年宇宙の旅』を引き合いに出しながら『未知との遭遇』の結末を合成ゴムのスーツを着た子供の出てくる下らないもの、と腐したりするのであった。

バトル・オブ・ブラジルにおいては打倒シャインバーグのためにスピルバーグに『ブラジル』を観てもらい、「映画の天才」と最大級の賛辞を得ると同時に「結末が暗すぎる」との普通のアドバイスをしてもらったかかわらず、その後とくにスピルバーグが目立った動きをしなかったことからギリアム先生はスピルバーグを「シャインバーグの子分」(『テリー・ギリアム映像大全』)呼ばわりしている。
だがそれで腹の虫を治められるギリアム先生ではない。ギリアム先生によれば同時期に撮影されていた『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の第二班監督はスピルバーグであり、第二班で撮影された(ギリアム先生談)様々な機械に溢れたドクの家のシーンはスピルバーグが『ブラジル』の試写を観て思いついて(ギリアム先生談)当初は撮影予定になかったが(ギリアム先生談)そのままパクって撮ったのだという。めちゃくちゃ真偽の疑わしい話であるし、めちゃくちゃとばっちりだと思う。

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VS.ジョージ・ルーカス

幸運にもバトル・オブ・ブラジルに関わらなかったことからルーカスはギリアム先生から口撃を受けることはなかったが、俺に言わせればダース・ベイダーは宇宙のゴロツキに過ぎないがルーカスは本物の悪だと思い込んでいるとか(別に思い込んでてもいいだろ)、スピルバーグとルーカスの映画は深みがないおとぎ話だとか、『ジャバーウォッキー』撮影時に近くで撮影してた『スターウォーズ』組のスタッフがルーカスの悪口を言っていたとか、『映画作家が自身を語る テリー・ギリアム』のインタビューでチクチクとディスられてはいる。そのくせ『モンティ・パイソン ライフ・オブ・ブライアン』のDIY特撮をルーカスに褒められたらめっちゃ喜ぶギリアム先生なのでわかりやすい人である。

VS.リドリー・スコット

『レジェンド』制作時にシャインバーグと共同作業をしたことでバトル・オブ・ブラジルの遠因を作ったとはいえ、騒動には直接関わっていないリドリー・スコットだったが、『テリー・ギリアム映像大全』においてギリアム先生は一連の騒動で一番がっかりさせられたのはリドリーの態度だったと語っている。騒動の最中に『レジェンド』の共同作業に関するリドリーのインタビュー記事が英サンデー・タイムズ紙に載り、それを読んだギリアム先生は「お前はバカだ」と言われた気がしたのだ。戦争しかない。

だがふたりの確執、というかギリアム先生の一方的な敵愾心はそれ以前から着実に積み重ねられてきたものだった。ギリアム先生の単独監督デビュー作『ジャバーウォッキー』は最終的に予算内で完成しているものの予算超過しそうになった際に追加予算が却下されており、その判断を下した後の20世紀フォックス・イギリス支部代表サンディ・リーバーソンはリドリーの出世作『エイリアン』が同様の事態に陥った際には追加予算の投下を許可した。ギリアム先生が理由を尋ねると、リドリーは違うが「君がどういう監督で、どれぐらいの価値があり、そういう層の観客を引きつけるか、もうわかってしまっているから」(『映画作家が自身を語る テリー・ギリアム』)。おそらく最初にギリアム先生がリドリーに敵意を燃やした瞬間だろう。古典絵画に造詣が深い同世代の英国派ビジュアリストとして、単純に映画監督として負けたくないという思いもあったに違いない。

リドリーの存在はその後もギリアム先生の映画人生に影を落とし続けた。ギリアム先生はリドリーの『ブレードランナー』をしっかり観ているので『ブラジル』にもビジュアル面に露骨な影響が感じられるし(それはパクリとは言わないのだろうか…)、まだ制作に入る前にカンヌ映画祭で『ブラジル』企画のセールスをした時には『ブレードランナー』がコケたことから配給会社に難色を示されるということもあった。おまけに『ブレードランナー』は客受けを狙って公開時にエンディングをハッピーエンドに差し替えた! 『レジェンド』のプロデューサーも『ブラジル』と同じくミルチャンであり、どちらもシャインバーグが共同作業を求めた…というのもまた因果な話である。

『ブラジル』の制作に入る頃にはギリアム先生の中ですっかりリドリーは行く手を阻む風車の巨人。『ブレードランナー』のハッピーエンドの当てつけとして『ブラジル』の現実回帰エンドが採用され、そして上映時間よりもこのエンディングを守るために、ギリアム先生はシャインバーグに対して会社に火を点けるとまで言ってしまったのである。シャインバーグとの戦いはギリアム先生にとって実質、その背後に隠れたリドリーを倒すための戦いだったのだ。

その戦いは今現在進行中であるが、それにしても、リドリーの映画監督デビュー作が粘着質の下級兵士がドン・キホーテの如く何度も何度も上官に勝ち目のない決闘を挑む『デュエリスト/決闘者』というのはあまりにも出来すぎた話である。ギリアム先生もきっと観ていただろう。『ジャバーウォッキー』と『デュエリスト』は同じ1977年公開なのだった。

その4に続く…

【ママー!これ買ってー!】


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作品単体では個人的にそこまで好きじゃなかったりする。『バロン』みたいなギリアム映画が好きなので…。

↓仇敵リドスコの『レジェンド』も今ではディレクターズカット版が観られるようになりました


レジェンド/光と闇の伝説(ディレクターズ・カット) [Blu-ray]

↓参考にしたもの

テリー・ギリアム―映画作家が自身を語る
テリー・ギリアム映像大全
バトル・オブ・ブラジル「未来世紀ブラジル」

2 Comments
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匿名さん
2020年8月15日 2:17 AM

この特集が大好きです。これだけ読み応えのある文章、書き上げるのはきっと大変な事だろうなあと思いつつ……ああ、次が読みたいなあ〜