激睡驚愕感想『アメリカン・アサシン』(オチバレあり)

《推定睡眠時間:55分》

最初のどひゃーな銃撃テロ場面の直後にもう寝に入っている。これぐらい寝た映画だと起きたところでストーリーも漠然としかわからないので(それ以上のストーリーがある気もしないが)後はもう画の印象でなんとなく見るしかないがすげぇんだよ、ラストの画がインパクトすげぇんですよ。

あのなんかイランの? 核開発再開を目論む反米反イスラエルの強硬派が師たるマイケル・キートンに恨みを抱くCIA諜報員くずれのテイラー・キッチュを雇うんです。こいつ使って秘密裏にDIY核兵器作っちゃおうと。『太陽を盗んだ男』みたいな。

でそれをマイケル・キートンの薫陶を受けたテイラー・キッチュの弟弟子的なディラン・オブライエン(テロで恋人を失って殺人マシーンに)が阻止しようと奔走するんですけど、そしたらほらこういう映画はパターン決まってるから最後はマイケル・キートンが犠牲になって爆発回避とかそういう感じになると思うじゃないですか。

爆発してたわ。核、爆発してたわ。でも大丈夫、水中で爆発したから超巨大キノコ水しぶきが上がっただけで空気中に核物質は飛散しなかったし緊急出動してきた空母の被害も軽微、マイケル・キートンもディラン・オブライエンもヘリに退避したから無事でしたっていや無事に済んでるのかそれ!

なんか知りませんけど海洋汚染とかあるんじゃねぇの生態系への影響とかあるんじゃねぇの。爆発したのローマの近海とかだと思いますけど核爆弾持ってクルーザーで飛び出したテイラー・キッチュとそれを追うディラン・オブライエンの船内バトル直後ということはそんなに沖合まで出てないから沿岸に津波被害とか出てるだろあれ。

やった事件解決だって感じでアメリカお前よろこんでるけど超国際問題だから。内輪揉め起因で自国領の外に死傷者甚大なCIAの特大チョンボじゃないですか、という声明をテイラー・キッチュを雇った反米反イスラエルの強硬派が出したところ次の場面は強硬派の背後にスっと立つディラン・オブライエン。画面暗転、そして血のように真っ赤に染まったタイトルがドンッ。『AMERICAN ASSASSIN』!

いやいや。それは確かにその通りだと思いますけれど。皮肉ならよく出来ているけれどもたぶん違うだろうたぶんこれ。ストレートなトランプ系共和党アクションだろこれ。反イラン親イスラエルのテロ恐怖&憎悪に染まった。おもしろいけど。

アクション。アクションもすごい。冒頭のミニミニ『プライベート・ライアン』な長回し銃撃テロからしてすごいが、近接格闘も本格派なそのすごいアクションが起きて見ていた場面では必ず繰り広げられていたから112分の上映時間のうち70分ぐらいはアクションやってるんじゃないか。

拷問場面はタオル水責めなんて絵にならないものではなく爪剥がし×3とかだ。ヘリとか空母とかいちいち撮り方がキマっているこの徹底的な物理志向。
絶対アクション馬鹿がスタッフに入ってる。ヴァン・ダムの愛弟子スコット・アドキンスだって出てるしな。でも寝たよ。スコット・アドキンスの出てる場面全部寝たわ。

『ドクター・ストレンジ』もそうでしたね。たぶんですけどたぶんあの映画スコット・アドキンスとドクター・ストレンジ闘ってるんですよ。でもスコット・アドキンスの存在知ったのエンドロールに入ってからでしたよ。それは『アメリカン・アサシン』も全く同じでしたね。

もうこういう残念経験はしたくないですからそろそろスコット・アドキンスのメジャー主演作を、どうか。ディラン・オブライエンの身のこなしはメイズ走破者だけあってキレがありましたけどでもスコット・アドキンスの方がアクション殺傷力は高いと思うんですよだってプロだもの。
寝るなというのは無理だと自覚しているので最初からどーんとスコット・アドキンスを出して下さいよ誰か志と暇と金のあるやさしい奇特な人…。

【ママー!これ買ってー!】


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こっちのアサシンはちゃんとスコット・アドキンス出ずっぱり!(観てない)

↓原作

アメリカン・アサシン 上 (マグノリアブックス)

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