鉄拳制裁万歳映画『犯罪都市 THE ROUNDUP』感想文

《推定睡眠時間:45分》

オープニング・クレジットでBIG PUNCH PICTURESみたいな感じのロゴが出てきてたぶんこれマ・ドンソクが持ってるプロダクションとかだと思うんですけどその時点で既にちょっと面白いからズルいドンソクの新作はドンソクが文字通りの豪腕刑事を演じた『犯罪都市』の続編ということでいろんな人がドンソクのBIG PUNCHで床に沈んだり3メートルぐらい吹き飛ばされたりするのでした。

前作はもうちょい犯罪映画として真面目なところというかドキドキするところもあったように思うがこっちはもうドンソクのアイドル映画だからそんなのない。一応二転三転するプロットは用意されているが悪い奴は最終的にドンソクに叩きのめされるのでどうなるどうなるとは別にならずいつドンソクが来るのかなとワクワクする感じになる。犯罪者が歩くすべての道はローマへと続かずドンソクへと通ず。凶悪犯罪あるところにドンソクあり、どんな犯罪者の悪行も悪知恵もすべてドンソクにはお見通しだ! 銃でも刃物でもなんでも持ってかかってこいや!

なんかセガール映画みたいですな。近くにいる人間はとりあえず刃物で刺す凶悪犯人とのラストバトルもドンソクが強すぎるのでまったく対等な戦いにならず公開処刑の趣がある。それはそうだドンソクは今やエターナルズの一員の宇宙神なんだから地球人犯罪者ごときが勝てるわけがない。マウンテンデューのCMかなんかで強盗に襲われているコンビニにたまたま入ったセガールが強盗の存在に気付かないままその圧倒的な全身凶器っぷりにより強盗を全滅させてしまうというものが昔あったが今これをリメイクするなら主演はドンソクだろう。プーチンとの接近によりセガールのハリウッドでのキャリアは終わってしまったし。

セガール映画風味に加えて『あぶない刑事』風味があるのも面白いところで、こちらは気を抜くと犯罪者を殴り殺してしまうので本当にあぶない刑事なのだが、そんなあぶない刑事ドンソクの一挙手一投足(文字通りである)に気を揉む強面だが実は気弱な上司とのコミカルなやりとりはなかなか笑える。最後は町の飲み屋で祝宴を挙げてカンパーイのストップモーションで終わる…ってなんか懐かしいなおい。

日本公開版はエンディング曲が差し替えられていてEXILE TRIBEの歌になっているのだが何語で何を歌っているのか聞き取れなかった。日本語訛りで韓国語歌詞を歌ってるんだろうか? まぁそんなことはどうでもいいが…とにかくね、マ・ドンソクが悪者をバキバキにやっつけて楽しい! スッキリ! それ以上でも以下でもないがそういう映画もまぁ仕事帰りなんかにはいいじゃあないですかという『犯罪都市 THE ROUNDUP』なのでした。

【ママー!これ買ってー!】


『刑事ニコ 法の死角』[DVD]

セガールもずいぶんと遠い世界に行ってしまったなぁ。

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