【ネッフリ】プレイ感想『猛獣を追え:YOU vs. WILD ー究極のサバイバル術ー 映画版』

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《推定ながら見時間:?分》

最初に危険ですので決して真似しないでください的なテロップが出るもののシチュエーションがエクストリームすぎるので真似したくてもできないでお馴染みの『YOU vs. WILD』といえばイギリスの藤岡弘、の異名を持つ(※)エクストリーム冒険家ベア・グリルスが世界の危険地帯をサバイブする『MAN vs. WILD』の外伝的シリーズにしてネットフリックスの開拓コンテンツであるインタラクティブ動画のひとつ。要所要所に出る選択肢を視聴者が選んで展開を変化させるまぁ要は実写ノベルゲーですね。ノベルゲーと言っても出るのは美少女とかではなく肉食獣とかイモムシとかですが。

それでその『YOU vs. WILD』の映画版と銘打たれた新作エピソードがこれ。いやー長かったな今回の冒険は。インタラクティブ式であるからして視聴時間は一定ではなくおおよその視聴時間は45分と記載されているが、これは一度も選択肢をやり直さなかった場合の視聴時間といったところで、違う選択肢とか別ルートを色々試したりしていると3時間ぐらいは結局かかってしまう。そしてこれが結構つらい。

ネッフリのインタラクティブ動画で一番知られているのはおそらくネッフリ傑作ドラマの一つに数えられる(らしい)『ブラック・ミラー』の番外エピソード『バンダースナッチ』であろうが、あれはこう、バッドエンドを拾っていくシステムっていうか、選択肢を間違うとわりとすぐ主人公が死ぬか発狂するスペランカーの実写版みたいなやつので時間をかけて間違うのがむしろ面白いんですが、この『YOU vs. WILD 映画版』は対象年齢の下限がそこそこ低いのでお子様でも楽しめるように選択肢を間違っても案外ベア・グリルス死なない。

こっちは殺そうと思って(※比喩表現です)わざと絶対にやってはいけない選択肢を選んでいるのにベアは視聴者のキッズに向けた注意喚起的極限サバイバル豆知識(どこで使うんだよ)を披露して「先を急ごう!」と次に行ってしまうのでちょっとガッカリする感じである。キッズに見せておく用の動画としてはこの枝分かれしそうでしない一本道システムの方がいいのかもしれないすけどね。

で今回のお話は南アフリカだかの野生動物保護区の電気柵が密猟者に破られてしまい、ライオンとヒヒとあとチーターとかが逃亡。現地でなんかやってたベアは逃げ出した動物たちを捕獲しつつ電気の復旧を目指します。ベアの仕事ってなんなんですかね。あとあらすじがだいたい『ジュラシック・パーク』。

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ルート的には単純だがちゃんと観ようとすると3時間ぐらいはかかるというのはフラグ立てと時間経過のシステムのせい。今回映画版ということで(映画とはなにか)ゴージャスにもベアは計4つの常人なら即死ミッションにチャレンジするわけですが、そのうちの3つはやる順番が自由に選択できる(3つのルートを通過すると第4のミッションに進める)。設定として嵐が迫っているというのがあって、1つのルートをクリアするごとに時間が経過するので嵐の影響で他のルートの展開や選択肢がちょっと変わる。

基本的には先に選んだルートの方が分岐ポイントが多くなって後に回すほど分岐ポイント=選択肢が少なくなっていくが、これがなかなか唸らされるところで、ひとつネタばらしをしてしまうと電気復旧ルートは最初、二番目、最後のどの順番でルートに入っても嵐の影響により行路にある沢の水位に変化が出る。分岐的には大した変化ではないのだが嵐が来るからと単に早く行けばいいというものではなく、実は一番後に回してルートに入った方が沢の水位が安定していて安全に渡ることができる…というのは目から鱗のサバイバル・リアリティであった。ちなみにこのルートではベアが巨大ボアと戦ってヒルを食う(食べ方は選べるが食べないという選択肢はない)。

フラグの方で言うとヒヒ回収ルートの途中でオオバナカリッサ(野いちごみたいなやつ)かネキリムシ(お馴染みのイモムシ)のどちらを食うかという視聴者的には実質的に選択肢ではない選択肢があるわけですが、ここで意表を突いてオオバナカリッサを選んでみるとフラグなしの状態だと美味しく食べるだけのところが、別ルートでバッド選択肢を選んで足に怪我を負っていると実はオオバナカリッサには麻酔作用もあるんですというベアのサバイバル豆知識が聞ける。

これはささやかなものだがもう少しスケールのでけぇフラグもあり、最初に選べる3つのルートの全て(2つ以上?)でミッションに失敗していると3つのルートを通過した後に現われる第4のミッションで選択肢が1つ追加される。ぶっちゃけ3つのミッションを全部クリアしてエンディングを迎えても多少褒めが増えるだけでトゥルーエンド感は全然ないので、むしろこのミッションを失敗しまくった後に出てくる選択肢の先のダイナミックなベア死亡展開にこそトゥルー感があったというか…とにかく、そこは必見。

視聴時間は長いがシリーズ版の『YOU vs. WILD』に比べるとインタラクティブ性とストーリー性に重きを置いているためか極限サバイバルっぽさはあまりなく、よってサバイバル知識も新味を感じるものはほとんどない上に量もさして多くはない。アクションカメラを使ったエクストリーム・アクションも見所は流れの激しい沢をウォータースライダーみたいに滑り降りて突き出た岩でボッコボコになるとか垂直の断崖絶壁をフリークライミングで登ってみるとか時化た海にリュックを浮き輪代わりに泳ぎ出て溺れるなどの定番である。それが定番でいいのか! でもそういうシリーズだしね。

なんかだから映画っていうか総集編的な感じだったかもしれないなシナリオ的には。エクストリームチャレンジするし。波に呑まれるし。動物を威嚇するし。虫は汚らしく食うし。動物の死骸は漁るし。あとライオンに襲われるし。二回襲われるし。この二回目に襲われた時のベアのアクションはスタントか本人かは微妙だがカッコよかったな。なんでそんな猛獣に襲われたがるの。あ、ライオンの気を引くために手負いの獣の真似をするベアも良かったですね。わりと疲れるしキッズ向けだがなんだかんだおもしろかったよ。どうぶつたちもまぁまぁかわいい。

【ママー!これ買ってー!】

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