菜食映画『イット・カムズ・アット・ナイト』感想文

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《推定睡眠時間:30分》

いやもう本当に『28週後…』の冒頭10分を90分に引き延ばしてゾンビ抜いたみたいなホラー映画のヴィーガン食ですよ。
環境負担は少ないかもしれないし健康にも良いかもしれませんがでも俺は肉が食べたい野蛮人だから…早く殺し合いになればいいのになぁって、ゾンビ出ればいいのになぁって思いながら観てたから向いてなかったです。

家の外の世界は危険な疫病で汚染されて壊滅してしまったらしい。壊滅はもしかしたらしてないのかもしれないが、少なくとも進んで外に出たいような感じではない。
ていうんで妻夫息子祖父の四人家族が森の奥ふかくの隠れ家にひっそりと暮らしていたが開幕早々祖父瀕死。これは間違いなく疫病。名残惜しいが感染が広がる前に死んでもらう。ついでに燃やす。

苦渋の決断だったがこれでひとまず安心だ。家の安全は保たれた。だが残された三人がかりそめの安全の上にあぐらをかいていたある日、死んだはずの祖父の部屋から物音が。なんだぁ!?
家族を守るべく夫のジョエル・エドガートンが固く閉ざされた祖父の部屋の赤いドアを開けるとそこには賊がたった一人。話を聞くと水が無くて妻子が死にそうだからちょっと奪いに来たとのこと。

…と書きながら間違いがないか公式あらすじを確認したら映画のシンボルになっているその赤いドアは「入り口」とある。いやあれ入り口じゃないんじゃないかな。
そうじゃないと筋が通らないっていうか、殺した祖父の部屋からひたひたと恐怖の足音が…的なコンセプトの映画だと思ったのですが。殺しの罪悪感が姿の見えない恐怖とエンドレス人間不信を生むみたいな。
寝てたから確信が持てないのがなにか悔しい。こんな方向で寝たことを後悔するのは珍しい(初めてではない)

まぁ入り口でもなんでもいいのですが、ともかく賊が家に来る、でこの家族は意外と人の良いところもあったので色々あった末に賊の家族も家に招いて共同生活を始める、ところが例の赤いドアがふと気付くと開いてたりなんかして疑心暗鬼ゲージ増大。
赤いドアを開けると感染が広がる(その理由も祖父が死んだ部屋だからで、あれはやっぱ外部から疫病の侵入を防いでるんではなく内部の感染源を封鎖してるんだと思うのだ…)から誰が開けた、誰が開けたんだ…とこういうストーリー。

書けば書くほどやっぱ『28週後…』の最初の10分だし、『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』が半世紀も前にその分野を極めてしまった低予算終末ホラー映画の典型だ。どっちの映画も外部の脅威から逃れて家に籠城した人々が身内殺しの罪悪感で自滅していくし。
それを今更ダークな雰囲気だけでやってもなぁ…家に住む主人公17歳男子の性衝動がミステリアスな物語に青春のかほりと危うさを添え、みたいなところもあるので雰囲気だけってこともないでしょうけれどもさぁ、でもさぁ、寝てるから何言っても説得力を欠くんだけどさぁ、さぁ…。

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