死の運命から身体を取り戻せ映画『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』感想文
世間的にはよくあるお涙頂戴難病純愛映画としてしか見てもらえないでしょうが、これはイイ映画です。ちゃんと骨がある。骨だいじ。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
世間的にはよくあるお涙頂戴難病純愛映画としてしか見てもらえないでしょうが、これはイイ映画です。ちゃんと骨がある。骨だいじ。
SFとまでは言えずファンタジーとまでも言えず、でも単なる現実のお話でもない、「奇妙な味」とも言えるような、なかなかイイ話、イイ映画。
今年映画館で観たホラーの中で一番レベルが低いと感じたので文句しか書いてないです。
すごく普通のキラキラ映画。作っている側の狙ったことではないのかもしれないが平凡な日本の高校の平凡な日常を見せるという意味では成功しているかもしれない。
とっくの昔に世界を過ぎ去っていったこの映画をさして人もいない映画館の暗闇で無表情に追悼するのは、まったく良い映画体験であった。
全部悪いとは言わないまでもデカい声で「ここは良かった!」って言えるところも無かった。
ちょっとそれはどうなんですかと思うところは多々あるものの細かいことを気にしなければお祭り気分で楽しめる映画と思われ。
ノワールのムードを楽しむ映画と思えば、三途のプラットフォームの廃墟美術は美しいし、クロウの被虐っぷりにもグッと来る、なかなかよい映画だったんじゃないかとおもいます。
フィクションならではの無茶な突破力にやられてしまう、なんともパワフルでおそろしい、そしておもしろい映画であった。
ううむこれは密かな社会派、まぁ『アニーホール』的なちいさな悲喜劇として観ても面白いけれども、しかしそれに留まらない鋭い眼差しを感じる映画であった!