メイクがあればなんでもできる映画『女神降臨 After プロポーズ編』感想文
前作より大学編のこっちの方が違和感なく観れたし面白かった。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
前作より大学編のこっちの方が違和感なく観れたし面白かった。
まさかこんな映画だとはつゆほども思わなかった!Z級じゃない、ゾンビ映画でもない、じゃあ何かというとあえて言えば悲痛なラブストーリーでした!
キラキラ映画の核心は押さえつつもジャンルの定型からの様々なズラしを試みた野心的で楽しい新世代キラキラ映画の傑作、と言い切ってしまいたい。
あんまりパッとしないキラキラ映画だったがクラスメートエキストラのデブは最高に良かったので後編では更なるデブの活躍を期待。
おそらく予算のなさが原因でいろいろダメなのだが、大抵のキラキラ映画は予算がないなりにがんばって面白くしようとしてるんだからこれももうちょっとだけがんばって欲しかった。
別に大した話ではなくサラッと終わってすぐに忘れるタイプのB級といっていいような恋愛SFだが、2時間とにかく楽しく見せるというその志は立派。
人喰いマットレスが人間の胸椎を食いながら現代韓国を巡る!設定はZ級ホラーなのに映像とか台詞はアート風の変な映画で面白かったです。
要は『バタフライ・エフェクト』ですねと言ってしまえば身も蓋もないのだが、こちらは『バタフライ・エフェクト』のようなサスペンスではなくコメディ色が強め。塚原あゆ子の豪腕が冴える一作です。
この強制的に胸ぐらを掴まれてノセられてしまうところがきっとベルばらの不朽の名作たる所以なのだろう。今もう俺もわっしゃわしゃのドレス着たいですからね。
ネコ顔の畑芽育が嬉々として義理の弟たちのお母さん代わりを演じるのはなんだかギャップがあって面白い。俺にとってこの映画のよかったところはそれぐらいだった。