戦争に引導を渡せ映画『ゴジラ-1.0』感想文(一応ネタバレ注意で)
物語や画に込められた意図を読み解く面白さはあるが基本は観る人を選ばない観客にやさしい大衆娯楽作。ゴジラ映画ってこんなんでいいんじゃないでしょうか。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
物語や画に込められた意図を読み解く面白さはあるが基本は観る人を選ばない観客にやさしい大衆娯楽作。ゴジラ映画ってこんなんでいいんじゃないでしょうか。
すばらしいSFである以上にすばらしいダメ人間へのエールなので、人生ろくなことねぇなと思いつつ自分からは何か積極的にやろうとしないようなダメな人たちは必見。
このアグレッシブなノリならモキュメンタリーにしないで普通に撮った方が面白かったのではと頭をかすめもするのだが、とはいえ楽しい映画でございました。
実に風呂上がりにビール片手に観てみたい、楽しく良く出来たB級SFアクションミステリーの良作だ。ところで邦題になってるドミノは劇中にもちゃんと出てくるが深い意味は全然なかったです。
ザ・スミスが大好きなヘナチョコ殺し屋が己の存在を賭けて依頼主に反逆!渋いけどちょっと笑えるところもあるノワールです。
悪い映画ではないそう悪い映画ではないのです。しかしどうもやはりこぢんまりとオチちゃったような気がするなぁ。もっとめちゃくちゃやってもいい気がするんですが。
いまさら人に聞けない家父長制のすべてがこの映画で一発理解!たいへんタメになるおもしろい映画でした。
あらすじからすれば悲惨かつ辛辣なブラックコメディと思えるが、主人公のメンタルが異常に太すぎるのでとくにそんな気にはならず、なんか逆に(?)爽快な後味が残るからこれは不思議な映画である。
うーむこれはなかなか、アツいアクション映画というだけでなく芯の太い体制批判精神の滲む、実にマジな感じの映画でしたね~。
ちゃんとしたSF映画を求める向きにはこんなチンケなB級映画と映るかも知れませんが、B級ジャンクフードは栄養はなくてもやっぱり美味い。SFの味付けが過剰でおいしかったです。