人類史逆再生映画『聖なるイチジクの種』感想文
きわめて精巧な暴力についての寓話。傑作と思いますが表面だけ追うとその面白さがあまりよくわからんかもしれません。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
きわめて精巧な暴力についての寓話。傑作と思いますが表面だけ追うとその面白さがあまりよくわからんかもしれません。
きっとMCUは今後静かに衰退していくんだろう。MCU終わりの始まりを告げる一作を思えば、その哀愁は、独特の味わいと言えなくもないけれども。
サブカル趣味のある人ならこの監督コンビの前作『オオカミの家』よりこっちの方が面白いんじゃないでしょーか。てか俺はこっちのが好き。
サスペンスというよりもパワフルで毒々しく志の高い密室風刺劇として、たいへんよいかったです。
最近こういう田舎こわい映画が増えた気がするなぁ。やはりSNSっていうかツイッターの影響であろうか。
後から観てもそんなに面白くないかもしれませんが、『PERFECT DAYS』と『ナミビアの砂漠』がフィーバーしている今観ると面白い映画だと思います。
十分楽しめる映画ではあったけれども、まぁでも特筆すべきところはないし、これは過度に褒めるような映画ではないんじゃないすか。
『ブータン 山の教室』も良かったパオ・チョニン・ドルジの、またもや快作。ユーモラスにて痛烈なアメリカ批判映画であった。
いやまったくすごい映画だ。一本のホラー・アクション映画として決して退屈なわけではなく、むしろ面白い部類ではないかと思うが、『胸騒ぎ』のリメイク作として考えると、絶句の出来映えであった。
痛快…とまで行くかどうかはわかりませんけど、楽しめる娯楽作だと思います。上田慎一郎ひさびさのヒット作。