またもや香港爆破危機映画『カウントダウン』(2024) 感想文
『SHOCK WAVE ショック ウェイブ 爆弾処理班』『バーニング・ダウン 爆発都市』に続いてまたしてもアンディ・ラウが香港大爆破の危機に挑む! いったい何度香港を爆破から救えば気が済むんだ!
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
『SHOCK WAVE ショック ウェイブ 爆弾処理班』『バーニング・ダウン 爆発都市』に続いてまたしてもアンディ・ラウが香港大爆破の危機に挑む! いったい何度香港を爆破から救えば気が済むんだ!
コロナ禍に入って堤幸彦が撮り始めた実験的密室劇の集大成。よく練られたクオリティの高い密室劇だとおもいます。
いつものアレ的に楽しめるハリウッドの復讐サスペンスだが、上映時間が123分とこの手のネタにしては若干長めなのもありメリハリが弱いところはあったかもしれない。
倫理的にはどうかと思うがなんだかんだ抗いがたい魅力がある、ガイ・リッチーというよりはジェリー・ブラッカイマー映画の新作。
中国か台湾の人がやってる町のみすぼらしい中華料理屋で日替わり定食のBを頼んだら普通に美味かったっていう、そういう映画。
なんかNetflixの海外ドラマとかでこういうのありそう的な教皇選挙版クローズド・サークル・ミステリーでした。
こりゃおもしろい。日本版予告編に出てきた「ここ10年でもっとも怖い映画」という惹句は誇張としても、「『セブン』以降でもっとも怖いシリアルキラー映画」という惹句はまぁまぁウソではないんじゃないだろうか。
面白いのだがとにかく随所に感じるダルデンヌ既視感、しかもダルデンヌと同じベルギーの映画とくればこれはジェネリック・ダルデンヌと言われても仕方がないのではないか…。
スポーツものノワールとして結構面白いけど、このストーリーをフェアに観るための目を日本の多くの人は持っていないので、どうにも後味の悪い感じになった。
まったく期待せずなんとなく観たら掘り出し物を見つけた気分になって嬉しくなる、これはそんな良きノワール小品。