終末論的アクティヴィズム映画『HOW TO BLOW UP』感想文
ノワール映画としては78点ぐらいだが環境問題テーマの映画としては-800点の映画でした。おもしろかったです。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
ノワール映画としては78点ぐらいだが環境問題テーマの映画としては-800点の映画でした。おもしろかったです。
題材はダークだが強烈な描写などもないので珍しく万人向けっぽい黒沢清映画。言い方を変えれば、ぶっちゃけ薄味であった。
セミ・ドキュメンタリータッチのミステリアスな渋ノワール。半分くらい寝てしまったが面白かったです。
なんかよくわからない映画なのだがわからないなりにまぁまぁ面白くは観られたのでヨシとする。
お世辞にも出来の良い映画とは言えないのだが、ただドッグマンを演じたケイレブ・ランドリー・ジョーンズの妖艶にして『ダークナイト』のヒース・レジャー・ジョーカーを思わせる怪演は一見の価値ありだし、なによりもわんちゃんかわいすぎ。
最近ではやたらと値段の高い映画館のシートがたくさん売られているが、こんな小さな映画をゆったりと小さな映画館で観ることこそ、本当の意味で贅沢な映画体験なんじゃないだろうか。
今年の未体験ゾーンも残すところあと3週、本数にして6本ということでいやー早いもんですなぁ月日というのはー。とりあえず今週は『ホビッツベイ』『K-9 L.A.大捜査線』『神探大戦』の3本です。
ヤクザ/ギャングものB級アクションのベタそれ一つを貫徹する。それがこの映画というわけで昨今のベタベタ韓国娯楽映画に胃がお疲れ気味の俺としてはこれはとても好ましいものと映った。
面白いか面白くないかでいったらそんなに面白くなく記憶にも残らないが、こんな映画もたまにはいい。
北野武は暴力映画の天才なのか。いやそうではないんじゃないか。少なくとも北野映画の本質は暴力ではないんじゃないだろうか。勢いで書いた7000字です。