大学生の頃に観てたらめっちゃハマってたかも映画『旅と日々』感想文
大学には行ったことがないんですけどもし俺が映画好きの大学生だったらこの映画は素晴らしい大傑作だと吹聴してたんだろうなーとか思ってしまった。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
大学には行ったことがないんですけどもし俺が映画好きの大学生だったらこの映画は素晴らしい大傑作だと吹聴してたんだろうなーとか思ってしまった。
毎年行く度に東京国際はコンペのレベルが低いとぶーぶー文句を言っている気がする。
冒頭何分か見逃しちゃったし頭痛くて終盤も30分ぐらい寝てるからもう1回観に行くつもりでこれは諸々わかんないことがある中での仮の感想文。とりあえず言えるのは、大爆笑映画でした。
キラキラ映画としても難病映画としても王道とても王道、そして案外大人の映画でもあったりします。
おおらかでのんびりでぐだぐだでゆるゆる、悲しいことはあっても深刻や孤独はほとんど存在しない、なんだかとても、俺のような根っからの都会人には響いてしまう映画であった。
観る前は191分とかなにかの間違いではないかと驚きながらふざけんなバカてめぇ巨匠気取りかコラと心の中で暴言を吐いていたが、観終わった今はええもん観せてくれてありがとうの気持ち。とても見応えのある力作でございました!
ウェス・アンダーソンとロイ・アンダーソンの映像世界をかなり露骨に彷彿とさせられる虚構コミカル群像劇。センスの良い洒落た映画でした。
雑多なアートとチャーミングな女優さんたちと超能力や宇宙人を含む人生の悲喜こもごも、あとそれから夏の海街のカラッと明るい風景を温泉気分でだらだら眺める140分間。幸せな時間でした。
半端ないいつものアレ感である。いや、別に悪い映画とは思わないんだけれどもこれというポイントがあまりにも無いウェルメイド極まれりの映画というか。
フルチの『怒霊界エニグマ』と並ぶマニエリスム・カタツムリ映画だなこれは。好き。