死の運命から身体を取り戻せ映画『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』感想文
世間的にはよくあるお涙頂戴難病純愛映画としてしか見てもらえないでしょうが、これはイイ映画です。ちゃんと骨がある。骨だいじ。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
世間的にはよくあるお涙頂戴難病純愛映画としてしか見てもらえないでしょうが、これはイイ映画です。ちゃんと骨がある。骨だいじ。
いやはや続く時は本当に……と最近毎日のように書いている気がするが、またしても戦争帰りの軍人の魂の彷徨もの。映画のせいじゃなくてタイミングが悪かっただけだがぶっちゃけ飽きたこういうの。
まるで『イレイザーヘッド』のような育児大変映画……と見せかけて、実は子離れできない親の不安を描いた映画だと思いました。
劇画的なタッチはカッコイイし相模原障害者施設殺傷事件に対するアンサーとしても立派な良い映画。
(時として反社会的な)個人的な幸せに対して風当たりが強いように感じられる昨今であるから、こういう映画は尚のことキラキラ輝いて見えるのかもしれない。
戦争映画といってもドラマティック感ほぼナシ。銃後の日常の感覚を(おそらく)リアルに捉えた映画じゃないだろうか。
SFとまでは言えずファンタジーとまでも言えず、でも単なる現実のお話でもない、「奇妙な味」とも言えるような、なかなかイイ話、イイ映画。
ペルーこういう国、というのがかなり狭い範囲だとしてもわかる疑似観光映画として、まぁ悪くはないんじゃないすかねぇ。アルパカ可愛いし。
『大統領のケーキ』はえらい。やるせない現実に肉薄しているから。ただそういうものとしての世の中を見せてくれるから。そういう映画って最近少なくなっちゃったからな。
いろいろとナニコレって思う映画ではあったんですが『24時間テレビ』のマラソンの集団版みたいなものなので俺以外の日本在住者全員にとっては思わずホロリと来てしまうイイ映画なのかもしれません。