あの頃みんなこうだった映画『CLOSE/クロース』感想文
古典メロドラマ的な展開に古いなーと思うところはあるが「あの頃」の感じを鮮烈に思い出させてくれる面白い映画だったと思います!
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
古典メロドラマ的な展開に古いなーと思うところはあるが「あの頃」の感じを鮮烈に思い出させてくれる面白い映画だったと思います!
色々書いたが要するにつまらない映画だった、の一言だけあれば感想としては充分だろうと思う。
サメ映画みたいなもんでB級オカルト映画としてとくに期待せずに観ればわりあい楽しめるとおもいます。新橋文化で出会いたい映画だったねこれは。
サクッと楽しい気分になれる映画が観たいってときにこういうのはイイ。勧善懲悪だしギャグは笑えるし口裂け女はかっこいいし、わちゃわちゃしててなんだかしあわせ。
映画としてはかなりダメだがポスターとかはオシャレな感じだし出演者の顔ぶれも豪華なので渋谷で観たがお客さんは結構入っていた。
なんとなく気恥ずかしいのでちゃんと書いてこなかったのだがhttps://movietoybox.com/という映画のWEB ZINEを去年から始めまして映画好きな人たちと一緒に多彩な(自己申告)映画関連記事を書いてます。 … 続きを読む
しょうがないなジジィ、じゃあ俺ももうちょっとだけ頑張るよ。そんな風に観客の背中を少しだけ押すためのジジィからのプレゼントだと思えば、エモい映画では全然ないのだが、まぁなんだかグッときてしまいますわな。
意表を突く構成、ドキュメンタリー風の硬質な映像、監獄を立体的に表現するに留まらず人物の内面にも踏み込む音響、そしてなにより主人公を含めたムショの面々の見事なやさぐれ芝居と、かなりイイ映画であることは間違いない。
ネット発の怪談なんか面白いわけないという偏見が正しかったことが証明された映画だった。
役者陣のアンサンブルの面白さ、王道に一捻り加えた脚本の面白さに加えて、教師役でひっそり出ているダンディ坂野の決して押しつけがましくないちょっとした笑いなど心憎い演出も多し。いやはやこれはよいキラキラ映画でしたなぁ。