かなしみ感想『映画クレヨンしんちゃん もののけニンジャ珍風伝』
平凡と泣きと、家族愛と政治的正しさと、そして特別ではなく普通であることを今の観客は映画クレしんに求めてる。だからこれはそういう映画だ。だから俺はかなしくなるんだよ…!
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
平凡と泣きと、家族愛と政治的正しさと、そして特別ではなく普通であることを今の観客は映画クレしんに求めてる。だからこれはそういう映画だ。だから俺はかなしくなるんだよ…!
映画ドラえもんで言ったら『ひみつ道具博物館』ポジションの異色作。よくできているとは思うが毎年感じるあの切なさが今回は一段と強かった。あぁ、もう昔のしんちゃん映画ではないんだなぁ…という。
面白いんですけど落書きの精神を称揚したい作り手サイドと落書きの反社会性は教育的配慮から映画に出したくない製作サイドの間でうまい妥協点が見つけられなかった映画という感じ。
映画ドラえもんは毎年安定してある程度は面白いが映画クレヨンしんちゃんはファールかホームランの両極しかないっていうのが俺のしんちゃん認識なんですが今年のしんちゃんは場外ファールでした。
タイトルが嵐を呼んでいないので穏やかなクレしん映画と思われたが色々と世相を斬りまくっているのでわりと血まみれです(しかし教育的感動作)
あぁ下らねぇ! 素晴しきバカバカしさ! 久々に観た映画クレしんはちゃんとバカで安心した! でもネネちゃんと不思議少女の交流にちょっと泣けたりもするぞ! みたいな感想。