人生の止まり木映画『帰れない山』感想文
人生に疲れた大人の止まり木としてたいへんに渋い逸品。リアルで急に登山にハマったりしても遭難して死ぬだけなので山に惹かれたらまずこれを観ろ!
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
人生に疲れた大人の止まり木としてたいへんに渋い逸品。リアルで急に登山にハマったりしても遭難して死ぬだけなので山に惹かれたらまずこれを観ろ!
かなり寝たのでゴールデンウィークにもう一回観てきて感想追記しようとおもいます。今日のところはとりあえず45分寝たバージョンの感想を書く。
脚本家が畑違いの古沢良太ということで不安視する声も公開前にはあったが蓋を開けてみれば「あの頃の」映画ドラえもんにもっとも近い新映画ドラえもん。かつての映画ドラえもんと同じように上映時間98分のプログラム・ピクチャーとして面白く観たので、考えることは色々あるがとくに不満とかはない。
食人映画帝国イタリアから飛び出した新世代型食人映画!残酷描写はそれほどでもないが
一つの駅で傷ついたり失敗したら次の駅に行けばいいだけじゃないですか、そんな風に人生って続くんじゃないですかね、みたいな映画。おもしろかった。
死を想って死に怯える自分を克服せよ。どうせ人間いつか死ぬと普段から諦めていれば、案外その方が限りある人生を楽しめるたりもする。この映画が示しているのはそんなことなのだろうと思う。
思ったよりもストレンジで面白かった。賛否の分かれそうなメッセージ性も含めて見応えのある映画です。
いやもう実にあれこれ考えさせられる映画でございましたよ、『すずめの戸締まり』。薄っぺらいが傑作。
俺にはまったく響かなかったがなんかオシャレな映画が観たい時にはちょうどいいんじゃないすか?
有毒の物語を美しく無毒化することにかけては是枝裕和は超一流なのでこれも美しく幸せなロードムービーとして楽しめるけれども、でもそれでいいのっていうのはこの映画の題材的に思った。