またしても韓国現代史ものの佳作映画『大統領暗殺裁判 16日間の真実』感想文
最近の韓国映画でつまらないものに当たること自体ほとんどないが、わけても政治ネタなんか韓国映画界の十八番である。当然面白いが、それはどうなのと思うのも他の韓国現代史映画と一緒。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
最近の韓国映画でつまらないものに当たること自体ほとんどないが、わけても政治ネタなんか韓国映画界の十八番である。当然面白いが、それはどうなのと思うのも他の韓国現代史映画と一緒。
宣伝は胸糞推しだったが胸糞映画というよりは『柔らかい殻』のような暗黒ジュブナイルのテイスト。いささか陳腐だが面白かったです。
観客に怖いものを想像させる上品な受動型のホラーではなく、怖い声を出して怖い顔を出して怖い造型を出して観客を能動的に怖がらせるパワープレイの白石晃士ホラーだ!多少雑だが怖くて面白かった!
学生運動の本質を意外な角度から突いたアメリカの病理抉り監督ポール・シュレイダーの秀作。なんでこれが劇場公開されなかったの!
良くも悪くも実話ベースの域を出ない映画なので、まぁ上映時間も77分と短いことだし娯楽映画というよりは楽しく観られる教育映画として観るのがいいかもしれない。
こういうジャンル映画として分を弁えているがかといってへりくだってるわけじゃないみたいな職人イズムを感じさせる映画、イイですよね~。面白い『CUBE』フォロワー映画でした!
つまんないヤツが外見だけカッコつけても魅力的になることがないのは人間も映画も同じです。みなさんそんな人間にならないようにしましょうという気分にさせてくれる映画です。
あるある満載でおもしろかった。単なる法廷劇には留まらない力作じゃあないだろうか。
うむ、すごく小気味よい活劇であるこれは。B級活劇として近年の韓国映画の中でも屈指の佳作といえるんじゃないだろうか。
敵は新型コロナじゃない!マスコミと岩田健太郎だ!なんだか新コロ禍で人心に蔓延った防疫全体主義のひとつの結晶のような映画であった。