まさかの大人の恋愛映画『四月になれば彼女は』感想文
わかりやすい台詞やドラマティックな演出に頼らず、様々な立場にある役者たちの芝居のニュアンスから「やらなかったことの後悔」を浮かび上がらせるこの映画、いやはや存外大人の恋愛映画であったよ!
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
わかりやすい台詞やドラマティックな演出に頼らず、様々な立場にある役者たちの芝居のニュアンスから「やらなかったことの後悔」を浮かび上がらせるこの映画、いやはや存外大人の恋愛映画であったよ!
今年の未体験ゾーンもヒューマントラストシネマ渋谷ではついに最終週。まだ上映が続く劇場もあるかとは思いますが俺にとっての未体験はこれはひとまず終わりでございます。いやー今年の未体験も楽しかった!また来年よろしくお願いします!
日本で唯一なんてことは当然ないのだがこの映画のテーマを正確に読み取った人はネットのバカに燃やされたりしたくないためネットに解説を書いてくれないとおもわれるので、結果的に正しい読解を日本語のネット空間で書いているのは俺一人になるんじゃないでしょーか!おい一人にするな!お前らも書け!
前情報から想像した映画とはだいぶ違い小劇場的な会話劇でしたがこれがなかなかどうして笑える笑える。面白いかったです。
さすが映画ドラえもんリメイクシリーズの中で唯一オリジナルを超えたと俺が何様目線で認定している『のび太の新・日本誕生』の八鍬監督の作、今回も力作でしたなぁ。
ストーリーはしっかりしているし演技にも映像にも安っぽさはない。女子高生と特攻隊員の恋愛という珍奇な設定からキワモノ映画とか右翼映画みたいに思われてしまいがちだが、これはなかなか真面目によくできた反戦キラキラ映画の佳作じゃあないだろうか。
もしこれが『ヘルレイザー』のリメイクではなく『ヘルレイザー』にインスパイアされた別のタイトルの映画なら、あれ全然いいじゃんと思えたかもしれない。しかしこれは残酷にも確かに『ヘルレイザー』のリメイク版なのであった。
なんとなくのイメージで白石晃士がナビゲーターを務める恐怖映像オムニバスだと思って観に行ったのだが白石晃士による「男の加害」論だった。オバケほぼ出ません。
ちょっとハンカチを借りていいかな。なんですかこれは。感動作じゃないですか。幸福の科学の映画なのに…感動作じゃないですか!!! もちろん劇場では誰一人泣いてなどいなかったのだが…。
長渕剛だな。悩める女子高生は長渕剛を聞いて長渕剛の書き初め大会をYouTubeで見ればいいんだと思う。面白いキラキラ映画でした。