オトコノコ映画『佐々木、イン、マイ、マイン』感想文

この内山拓也という監督の前作が『ヴァニタス』というタイトルを持つのは偶然なのかそれとも狙ったところなのかは不明だが言い得て妙だなと思う。『佐々木、イン、マイ、マイン』もまたオトコノコ世界のヴァニタスであった。

庶民派風刺喜劇映画『ミセス・ノイズィ』感想文

面白かったんですけどなんか切なかったんですよ、こういう昔は当たり前にあったような瑕疵のある人間たちの出てくる風刺喜劇が今は新鮮に映る時代なんだなぁっていう。

本当は怖い倒錯映画『魔女がいっぱい』感想文

そのチャイルディッシュな見た目に反して『マリアンヌ』『マーウェン』に続くハイヒール三部作最終章。なんだか倒錯した大人の映画であった。

WAR IS OVER映画『サイレント・トーキョー』感想文

面白かったですよ序盤はハラハラサスペンス! 中盤以降はズッコケ連続のバカ映画! 一粒で二度美味しい! 直感的警告を無視して地雷原に踏み込んだ結果は大惨事ではあったが、しかし大惨事の中のスリルを楽しまなかったわけではないのだ。

色々あったんだよ映画『ホモ・サピエンスの涙』感想文

キャプションのタイトルを考えながら絵の美しさを愛でるだけのアレゴリー活人画展覧会と見えて、その背景を考えるとちょっと感慨深いものがあった。

俺の○○映画『バクラウ 地図から消された村』感想文(映画マニアだけネタバレ注意)

「ネタバレ厳禁!」系の映画っていうよりはカーペンター大好き監督の作った不思議で笑えてスカッとする一風変わった西部劇っていうのが作品を評するに妥当なところなんじゃないですか。