真面目にまじめ映画感想文『ビーチ・バム まじめに不真面目』

まじめに不真面目することさえできない無能詩人のかなしい映画だと思うのだが、世の中的にはあまりそうは受け取られていないらしく、そこがまたかなしい。

バートンのいないバートン映画『クルエラ』感想文

とにかく全然チケットが取れなかったので公開何週目だか知りませんけどようやくの鑑賞。その焦らしプレイによりこんなものか感もあったが映画の完成度とは別の意味でおもしろかったというか。

男は暴力を使えない(映画を観て思ったことシリーズ)

なんか最近の映画は男の方が暴力を使いこなせてないよなぁ…などと考えていたら思考バブルが爆発したのでメモ的に映画の中の暴力を大☆妄☆想。とくに論としては出来ていないのであくまで飲み屋のヨタ話として暇な人だけお付き合いください。

毒ママをやっつけろ映画『RUN/ラン』感想文

面白いが健常者社会の意識すらされない構造的障害者差別が物語の下地にあれば家を出る/出さないを巡る母娘の戦いももう少し切実で緊張感のあるものになった気がする。

映画妄想感想文『グリード ファストファッション帝国の真実』

ごく短く『グリード』がどんな映画か説明するならフェリーニの祝祭をアルトマンの皮肉で料理してスコセッシの下町感覚で客席まで運ぶような映画ってわかるようなわからない感じになってしまったがでもそんな映画なんだよ本当に。

残酷ヒーロー映画『モータルコンバット』(2021)感想文

序盤はバリバリB級ノリでタガワのヒロユキ大活躍の旧『モータルコンバット』、そして終盤はフェイタリティの連続でサナダのヒロユキ大活躍の新『モータルコンバット』…そんな夢の映画版『モータルコンバット』があればなあ! というのを中学生的に妄想して楽しめますから面白い映画でした。

沈黙しない映画感想文『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』(悪口と多少のネタバレあり)

だいたい俺はこの前作からしてそれお前んとこのご都合ですよね!? みたいなシーンの連続が嫌だったのでその成分が今作では更にスーパーパワーアップしていたとあっては冷静に見られるはずがない。