アベンジャーズじゃなかった映画『復讐者たち』感想文
基本的にはイスラエル国内向けのドメスティックな映画。その空気を知るという意味では悪くないかもしれない。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
基本的にはイスラエル国内向けのドメスティックな映画。その空気を知るという意味では悪くないかもしれない。
なんか怖かったよ。これは良くないわー精神衛生上よくないわー精神状態によってはー。コズミックホラー感すらあったわー。
暴力的で叙情的で社会批判的でこれをスタイリッシュと呼んでいいならスタイリッシュで凄まじい映像の連続で、いやはやなんだかスゴイ映画だったよこれは。
アメリカの狭さと広さと冷たさと優しさと愚かさと賢さと不可能性と可能性をこんなに狭い範囲の旅で感じさせてくれるのだからすごいよねー。良い映画でした。解毒。
牛の暴走っぷりもそれなりに迫力はあるが男たちが文明性に背を向けて牛を追っているうちに現出する神話的な光景の数々が強烈だった。
明るい『蛇の道』みたいなフェミ系ノワール。ネットのレビューとかを見るとオチの意味がかなり誤解されているっぽいので俺はこう見た的なありがたい解説付き。
とくに文句のつけようがないぐらい完成された映画だと思うがこの映画が完成されているのは作者の思想とシナリオのフォーマットが一致しているからだと見えるので、思想が合わない人には合わないんじゃないだろうか。
自首したいのにさせてもらえない設定がユニークな安定の「ファイナル・」系邦題アクション。
イジメとSNS炎上はこわいなぁという話。
どうやって撮ったんだろうっていう場面が口外不可の後半に結構あってこれはなかなかマジカルな映像体験。キラキラ映画的なトキメキ感のあるSF(すこし・ふしぎ)映画って感じです。