核抑止なんて机上の空論映画『ハウス・オブ・ダイナマイト』感想文
核抑止理論の空疎さを見事に捉えた力作、超面白かったとおもう。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
核抑止理論の空疎さを見事に捉えた力作、超面白かったとおもう。
一言で言えば暗黒アニメ界の『もののけ姫』という感じのアウトサイダー・アート・アニメ大爆発作。ものすごいぞ!
予想外のヒットを飛ばした『きさらぎ駅』の続編も公開中の昨今はネットミーム系ホラーが数々製作されているが、そんな中でもとびきり異様・異質な、とても人には勧められないのだが、といって捨て置くこともできない、どうとも形容しがたい異色作。
薄っぺらくて滑稽で、独善的な失敗作。だからこの映画は面白いし、これこそが映画だぐらい言いたくなる。
インド映画最新作かと思ったがなんか懐かしい!これはむしろ『RRR』とかより十年くらい前のニコ動とかで切り抜き画像がネタにされてた時代のインド映画のノリだろう…!
いかにもフランス映画っぽい面白くない映画だが、レア・セドゥの七変化を楽しむレア・セドゥ単独公演として受け止めればそこまで悪い映画でもないかもしれない。
キモいけど面白い!最近はグロホラーに意外と若いお客さんが入るようになったし、これも劇場公開できていれば日本でもスマッシュヒットしたかもしれないっすねぇ。
こりゃおもしろい。日本版予告編に出てきた「ここ10年でもっとも怖い映画」という惹句は誇張としても、「『セブン』以降でもっとも怖いシリアルキラー映画」という惹句はまぁまぁウソではないんじゃないだろうか。
サブカル趣味のある人ならこの監督コンビの前作『オオカミの家』よりこっちの方が面白いんじゃないでしょーか。てか俺はこっちのが好き。
この強制的に胸ぐらを掴まれてノセられてしまうところがきっとベルばらの不朽の名作たる所以なのだろう。今もう俺もわっしゃわしゃのドレス着たいですからね。