異次元に突入した映画『戦慄怪奇ワールド コワすぎ!』感想文
ここまで突き抜けてしまったら今後はもう曲がりなりにもモキュメンタリーホラーであったこれまでの路線は維持できないので全年齢対象のアクションファンタジーの路線にチェンジするしかないと思うが、その「いやこれどうするんだよ!?」感、嫌いじゃない。
アンチ・シネフィルなゆるふわ系にわか映画ブログ。
ここまで突き抜けてしまったら今後はもう曲がりなりにもモキュメンタリーホラーであったこれまでの路線は維持できないので全年齢対象のアクションファンタジーの路線にチェンジするしかないと思うが、その「いやこれどうするんだよ!?」感、嫌いじゃない。
前衛映画なので普通の意味では全然おもしろくないが個性と魅力はなかなか強烈なものがあった。
君は『第四世界』を知っているかッ! ちょっとだけ説明しよう! 『第四世界』とは自主映画のフェス的上映イベントである!ということで初日行ってきた!
予告編にハリウッドを練り歩くクロムスカルの映像があったのでへー今度はハリウッドの繁華街で、と思いきやこれはエピローグに過ぎず、次回作ではクロムスカルがついにハリウッドへという匂わせのためのオマケ映像であった。ちくしょう騙された。
一切期待していなかったがこんなどう見ても40点満点の映画で75点も出されたらこちら貧乏庶民としてはありがてーありがてーうめーうめーと謙虚にいただくしかない。
うーん、エクストリーム! いやぁ世界は広いですなぁ。こういう映画を観ると自分の抱える悩みとか憂鬱気分なんかがしょせん大したもんじゃねぇなって相対化されて気が楽になりますよ。
色々書いたが要するにつまらない映画だった、の一言だけあれば感想としては充分だろうと思う。
サクッと楽しい気分になれる映画が観たいってときにこういうのはイイ。勧善懲悪だしギャグは笑えるし口裂け女はかっこいいし、わちゃわちゃしててなんだかしあわせ。
このような映画に能書きなど不要。ライズボローの見事な芝居を観れば長々とわかったような感想を垂れる気もなくすというものだ!
そこそこ楽しめるがどうせバカな脚本なんだし『サウスパーク』風のブラックコメディにしてしまったらよかったのにと思うた。